石けんの作り方
石けんは紀元前四千年の前から、メソポタミアで製造されていた記録があり、また基本的な作成の仕方は、紀元前二千年マルセイユで作られた石けんが、現在でも作られ使用されているから驚きです。その製造方法とは「けん化法」と呼ばれるやり方で、単純な製造方法であるがゆえに、この方法ならご自分でも作成可能です。
では、そのけん化法による石けんの製造方法をご紹介しいたしましょう。
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・用意するものは、原材料であるオイルです。オイルはサラダオイルでもオリーブオイルでもよいのですが、臭いの強いごま油などは避けた方が良いですし、常温で液体のものの方が作りやすいです。
・次に必要なのは、「けん化」と呼ばれるアルカリで化学反応せせるために必要な、水酸化ナトリウムです。水酸化ナトリウムの取り扱いには注意が必要で、目に入ると失明の危険もあります。ですから粉末は危険なのでフレーク状のものを選びましょう。購入には、薬局にて印鑑と身分証明が必要です。使用目的は、石鹸作成で問題ありません。
道具類は、計量カップにスケール(計量器)、ボウルをふたつ、マドラーと泡だて器、温度計とスプーン、後は海中メガネと石けんを固めて型を取る容器です。
オイル500gの想定で、水はその三分の一くらい、水酸化ナトリウムはオイルの種類で違うので下の表を参考にしてください。

(1)水175gをボウル(耐熱)に入れて、そこに定量の水酸化ナトリウムをゆっくり入れます。水は軟水を使います。水道水で問題ないですが、気になる方は精製水を購入して下さい。
(2)マドラーでゆっくりとかき混ぜてください。但し溶け残りが無いように慎重に致しましょう。このとき化学反応で、水溶液の温度が上がります。しばらく置くと、80℃近くなることもあるので慌てないでください。そのまま冷ましておいてください。
(3)オイルは500gを計って、もう一つのボウルに入れて湯煎で温めて40℃くらいにします。
(4)水酸化ナトリウムの水溶液が60℃以下になったら、ゆっくりとオイルのボウルに移します。そして泡だて器で攪拌します。最初は30分くらい攪拌します。少し休んでいただいて、また20分ほど攪拌します。(これにより、オイルがけん化反応しています)
(5)この際に、香り付けのためにココアやアロマオイルなどを入れてもよいです。入れなくても良いですが、油の臭いだけの石けんになります。
(6)それ以降は30分くらい置きに5分ほどかき混ぜて、それで2~3ほどすると固まってきます。(オリーブオイルは時間が掛かります)
(7)頃合いを見て、容器に入れて固めます。容器は何でもよいですが、牛乳パックなどの紙製の方が、後で切って捨てられるので良いと思います。
(8)一日寝かしたら、取り出して風通しの良いところで1週間ほど乾燥させます。
(9)一週間もしたら石けんとして使用できますが、まだまだ柔らかいと思います。このくらいの時期に、使いやすいサイズに切り分けましょう。
(文/Takeshi Tsukiyama)
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