イドカバネット > ドライクリーニングの優位性を知れば、あなたの洋服が綺麗で長持ちに!
きれい
2017/09/05

ドライクリーニングの優位性を知れば、あなたの洋服が綺麗で長持ちに!

イドカバネット
ドライクリーニングの優位性

家庭洗濯とは水洗いのことであり、水洗いとは手洗いや洗濯機の使用に関わらず、水を使用して洗う限り水洗いに分類されます。

使用される洗剤や薬剤に「ドライ」の表記があろうとも、その洗剤・薬剤を水で溶かした洗浄液で洗う限り水洗いであるには違いなく、「ドライ」と呼ぶは商品名と認識するのが妥当でしょう。

従ってドライクリーニングが出来るのは、認可を受けたクリーニング所だけなのですが、そもそも何故ドライクリーニングが必要なのでしょうか。よく言われるのは、ウール・シルクなど水洗いでは縮みや型崩・シワの潜在化などが発生してしまうために、繊維にダメージを与えないためのドライクリーニングの必要性です。

着物などの和裁はときほどく(分解)することを前提としており、和服は分解して洗うことができます。正絹が洗いで縮んでも、反物の状態にして「ゆのし」と呼ばれる蒸気をあてて引っ張り伸ばして元の状態に戻し、そして再び和裁で着物に縫い直しする、素晴らしい和服文化があります。


下に続く

 


デキル女はワザで輝く!今どきオシャレと賢いお洗濯


《フリーペーパー》100万人の女性のための生活情報紙「WOMAN’S GATE」2017夏号

紙面PDFはこちらから。

 


 

 

 





それに対して洋服は、人体の体型に合わせた立体的に服地を裁断して、体型に合わせたカーブを描くように縫製されます。従って洋服はシルエットが美しく、その文化を育んできました。しかし問題は、その服地の素材が天然繊維で、水洗いすると縮みや型崩れ、シワの発生で切られる状態でなくなる事で、実際に19世紀前半まで、ヨーロッパではジャケットなどのアウターは、洗う発想さえ無かったと言われます。

それが洗濯可能になったのは、取りも直さずドライクリーニングの発明でした。

その発明のエピソードは、19世紀の中ごろに、たまたまジャケットについたテレピン油を拭き取ったら、その部分がキレイになったとか、テーブルクロスにランプ油をこぼしたので拭き取ったところ、その個所がキレイになったなど諸説あります。

いずれにしろ、偶発的に油が付着して、それを拭き取ったところ汚れが取れたことと、拭き取った個所の繊維に、縮みやシワの発生などの変化が無かった事、それが洗濯への応用とつながり、洋服が洗濯できるエポックとなったのです。

ここにドライクリーニングが登場しました。そして1855年のパリ万博で紹介され、その後は、驚くほどの速さで世界中に広まりました。
日本でも1859年に横浜で「西洋洗濯屋」として開業されており、その広まりの勢いを物語っております。

今まで洗えなかったスーツが、ドライクリーニングにより洗えるようになった。ドライクリーニングの発明は人々にどれ程の感動と、それからの生活の変化の影響があったのでしょうか。そう想像してみると、本当に素晴らしい発明だったと思います。


時代を現在に戻しましょう。
現在の日本のドライクリーニングでは、その多くが石油系のドライ溶剤を使用しています。石油系ドライ溶剤以外には、フッ素や塩素・臭素が構成する物質のハロゲン系ドライクリーニングと、シリコン類のドライ溶剤を使用するシリコン系ドライクリーニングが、日本で使用される主なドライクリーニングです。

それぞれ特徴がありますが、どれも水のように繊維を膨張させることが無いので、ウールやシルクなどの天然繊維を傷めず、縮みやシワの発生が最低限に抑えられるのです。

しかし疎水性(水に溶けない)であるかために、汗などの水溶性の汚れに対しては脆弱であることは否めません。
それは今後のドライクーニングの課題であるとともに、現在でもウエットクリーニングなどそれを補完する技術が進化しております。
ドライクリーニング用のソープ(洗剤)なども進化しており、今後の技術革新を大いに期待しております。

ドライクリーニングのもつ優位性を理解することにより、より質の高い消費生活になる事と確信します。


(文/Takeshi Tsukiyama)

 





TAKESHI TSUKIYAMAの最新記事



イドカバネットは
衣類やお洗濯・お掃除など日常生活にまつわる情報を毎日お届けしています
気に入ったらFACEBOOKやTwitterから更新情報を入手してね

 

 


 








  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Facebookで更新情報をチェック!

関連記事

イドカバネット過去の人気記事
20150128-Seki-cover.jpgYシャツをきれいにたたむプロの技と旅行のパッキングのコツ
20150425-Enomoto-cover.jpgGW中にすませたい!部屋とクローゼットのデトックス
20150407-Asano-cover.jpg今すぐ実践!自宅でできる白シューズの正しいお手入れ!
20150216-Enomoto-cover.jpg洗って完璧!柔軟剤で引き寄せない!洗濯でできる花粉症対策
20150220-Nakamura-cover.jpg乾きにくい冬の洗濯物を3倍乾きやすくする干し方のコツ!
fastnar-photo01.jpgこれでイライラ0%!! ファスナーの滑りを良くする方法
20150112-Mika-cover.jpg結婚前に知っておきたい女を磨く洋服の知識・ウール製品の洗いかた
20150330-Yamamoto-cover.jpg面倒なんて言わせない 大切なお洋服を守る これで完璧!収納法
201412-osouji-yuka-cover.jpgこんなところも大掃除…誰でも簡単にできる”洗濯機の洗濯”
20150320-Nakamura-cover.jpg色移り解消の魔法の呪文「すぐに濃いめの熱いお湯」
20150404-Mika-cover2.jpg痩せて見える/ふっくら見える 色と見た目の深い関係・1
20150312-Yamamoto-cover.jpgニッポンのすべての女性に!衣替えで役立つ「3秒ルール」
20150513-Seki-cover.jpg洗濯物臭くないですか?部屋干しニオイ対策は、まず洗濯槽の洗浄を
20150318-Mihara-cover.jpg型崩れ防止をできる 長期収納向けのハンガーとはどんなもの?
20150110-moemoe-cover4.jpg実はめっちゃ汚い!!一枚のバスタオルを何日使いますか?
20150107-Aya-cover3.jpgつい持ち歩きたくなる?ニットのほつれを瞬時に隠す「魔法の針」
20150428-Mihara-cover3.jpgエステなどオイルまみれのタオルをスッキリきれいにするには
74a7c805d125814aec5797843fc.jpgニットを着る人には知っていて欲しい素材の特徴とお手入れ方法
20150414-moemoe-cover.jpg100均アイテムで作れる超かんたんミサンガのつくり方
20150426-Fukusawa-cover.jpg荷物を軽量に!キャンプや旅先で役立つお洗濯グッズ
SHARE
Twitter
Facebook
Line
google
Hatena
PAGE TOP