不安定な天気が続く今日このごろ。晴れたと思った翌日は、大雨の日だったり、お洋服選びも大変ですね。
この時期から徐々に、紫外線量も増えてくるので、日焼け対策が気になり始める季節です。お肌の日焼け対策はしっかり行っている人も、忘れがちなお洋服の日焼け対策についてお話します。
太陽光線の紫外線が強いのは、4月から9月と言われています。
この時期に、1年間のおおよそ70~90%も浴びちゃうそうです。
肌への紫外線対策としては、日焼け止めを塗ったり、日傘をさしたり、帽子を被ったり、サングラスをしたり、あらゆる肌を直射日光から隠す事で、日焼対策ができますね。
お肌へのケアはバッチリでも、お洋服への紫外線対策は、なかなか難しいところです。
紫外線の影響を受けたお洋服は、気づいた時には「部分的に色が変わっている?」なんて事がありますね。
これは、紫外線の影響で、衣類の染色を侵してしまい、色が変わってしまった状態になります。つまり、「日焼けによる変色」です。
日焼けによる変色は、漂白剤などで色が抜けた時と違って、ジワリジワリと影響が出る事が多いので、なかなか気づきにくいですね。
例えば、窓際にかけていたジャケットが気づいた時には、襟の表と裏で色が異なっていたり、袖の部分に筋状の日焼けあとが出来ていた。なんてトラブルもよく発生しています。
直射日光の当たるカーテーレールなどに、お洋服をかけておくのは、絶対にダメですよ。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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色々ある中で、簡単に始められる日焼け対策は、まず4つ
① クローゼットの中にお洋服を片付ける
② カーテンを遮光カーテンに変える
③ カーテンレールなど日の当たる場所にお洋服を置かない
④ 洗濯物は日陰に干す
とにかく、日の当たらない場所に、お洋服を置いておくことが大切です。
どうしても日陰に置くのが難しい場合は、必ず上から布をかけるなど、日焼け対策をしっかり行ってくださいね。ただし、遮光布以外は、一時的な気休め対策でしかないので、早めにクローゼットの中へ片付けましょう。
よく使われる保管用の不織布カバーは、ホコリよけや防虫カバーとして販売されていますが、日焼け対策にはならないので、ご注意くださいね。
一度、日焼けで変色してしまったお洋服を元に戻すには、染色補整という技術が必要になります。
抜けた部分の色を、生地に入れて、違和感を消していく施術方法です。
例えば、黒いお洋服が、日焼けにより赤っぽく色が変わってしまった場合などは、黒だけで染め直しても違和感が残ります。なので、赤を消すために、別の色を混ぜながら、元の黒色へ戻していく技術が必要になります。
変色で色が変わってしまったお洋服へは、絶妙な色合わせの技術が必要になりますので、染み抜き専門店でも、染色を行っているお店にご相談される事をおすすめします。
染色補整で、元の色に戻すと、こんな感じの仕上がりになります。
修復するには、時間もお金もかかるので、大切なお洋服は、トラブルになる前にしっかりと片付けましょうね♪
![]() ファッション大好き!大手アパレル企業・染み抜き屋を経験し、数々の想い入れのある衣類のケアをおこなう職人。現在は、福岡市を中心に、染み抜き、染色、デニムリペア、リフォームなど、洋服のトータルメンテナンスで活躍中。 オフィシャルサイト http://niyaho.blog.jp/ |
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