今日は、七五三など、大切な着物・お召し物・着用後のしまい方のお話です。
七五三の日も終わりましたか?お疲れ様でした。お子さんの成長を家族で祝う愛情あふれたセレモニーですね。
昔は、医術も食事も良くなく、その年まで子供がちゃんと成長できるか家族中で心配していた時代があり、その節目を祝う意味もあったそうですが、現在はその意味も薄れているように感じます。
でもそんな大事な日、お母さんがむかし着用した着物を、またお姉ちゃんが、お兄ちゃんが・・・・と受け継がれているものも多いと思います。そんな衣装はちゃんとメンテナンスしてからおしまいください。
七五三のお召し物に限らず、着物は洋服と違い頻繁に着用されることはありません。
数年後、数十年後に必要になるものです。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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宅配・保管クリーニング(ラクリ)
時間が経つと目に見えない汚れが黄色・茶色に色付きシミとなり、その染みと生地のシルク自体もカビの栄養となります。着物の糸止めを固定する糊でさえ、染みの原因になります。
数年風に当たらない、桐ダンスに入れていてもシミが発生し、カビが生えます。クリーニングに出しても数十年後までは保証できないのです。
予防策としては、
①1年に2回くらい乾燥した晴れた日に陰干しする。(シミ・カビの発生を少ないうちにチェックする意味。発生を抑える効果)
②クリーニング後に、脱酸素(窒素充填など)したパックに封印する。効果は永久ではありません。クリーニング店にご相談ください。(着物が酸素に触れないようにして、シミ・カビの発生を防止する)
③お召し物を着て、お子様の「よだれ」とか「食べ物」を付けたと予想されるところをクリーニング店に説明して処理してもらう。
などが挙げられます。
結構クリーニング店に、慌てて「来週日曜使うから洗って!」なんて言わることが多いのですが、染み抜きやカビなどが発生していると一か月以上対処に掛かることもありますのでご注意ください。
着物は着る一か月前に、着られるかチェックしてください。そうすればプロが問題を何とかできる可能性が高まります。
あ!そうだ!もういくつ寝るとお正月、師走はあっという間ですので、お正月の着物もついでにチェックしてくださいね。
(文/Yoshihiro Tamura)
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