子どもの頃からレースの付いている服を着るだけで、何だか“うきうき”した気分になることが出来た不思議な素材。
ハンカチの縁取りにレースがあしらってあるだけでも上品な気分になったり、そのハンカチが「よそいき」用になったり。
また、このお正月にそんな服を着られた方もあるでしょう。
でも、たまにはふんだんにレースの使われた服が着たくってもお手入れはとっても面倒くさいのも事実。

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電車内や人混みなど
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《レース》ってどういうものをいうの?いつからあるの?《レース》って一口に言っても、本当にたくさんの種類があって何が何だかわからないほどで、手編み、手織り、刺繍、機械編みなど、世界各地でそれぞれの手法により作られています。
全部説明しきれないので共通点を言うと「糸を使って出来る・透かし目を持った生地のこと」となります。
レースの歴史はとても古くて、紀元前2000年頃のエジプトに存在していたと言われ、そこからギリシャやベネチアへと広がっていきました。
中世ヨーロッパでは貴族たちがこぞってレースを求め、肖像画にも描かれているのは目にされたことがあると思います。

ボビンレースの三段重ねの襟の衣装
日本にも8世紀半ばには中国から入ってきたレースが唐招提寺に現存しているそうです。
レースのお手入れってどうすればいいの?レースにはいろんな素材が使われていますから、お手入れ方法は素材によっても違ってきます。大まかな注意点は次の通りです。
・レース素材は大変デリケートですからお取り扱いには充分に注意してください。また、ひっかけやすいので気を付けましょう。
・洗濯をする場合(綿やポリエステルなどの洗える素材のみ)はネットに入れて優しく押し洗いをしましょう。しぼる時も「雑巾しぼり」をしないようにしてください。洗濯機の脱水を使う時も30秒ほどでやめましょう。
・干すときには丁寧に伸ばしてください。また平干しやハンガーの2本使いなどにし、生地が伸びないように注意しましょう。
・総レース製品に関しては風合いを損なわないように水洗いは避けた方がいいでしょう。
《洗えない素材に付いている絵表示》

このマークが絵表示にある時は自分で洗うのをやめましょう。
洗った後にアイロンを当てる時には次の事に気をつけてください。
・服の本体の生地とレースは別々に当てます
・レースの部分は引っ張り過ぎると伸びるので、形を崩さないように整えながら当てます
・アイロンの先はレースに引っかかりやすいので気をつけてください
・レースの素材によってアイロンの温度を調節してください
このように、お手入れには大変手間がかかりますが、きれいな透かし模様が出ているレースはとっても優雅で素敵です。自分でお手入れをするのに自信がない時は無理をしないようにしてくださいね。
また、着用後はなるべくまめにお手入れする方がいつまでもきれいな状態を保てますよ♪
この記事を書いた人
みか(Mika)
洋裁や手芸が大好きな生粋の関西人♪ 繊維製品品質管理士の資格を活かすべく地道に奮闘中!
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