年の瀬に、今一度お洗濯についてのお復習いを。
少し前の話になりますが、とあるお洗濯に関する件でご相談を受けていた祭の話です。
デリーケート素材の洗濯で「中性洗剤と柔軟剤を入れて洗っている」と仰りました。つまり洗剤と柔軟剤を、同時に入れておられるのですね。
一見柔らかくなって洗えるので、デリケート洗いには良いのかと思ってしまいますが、これは大間違いです。
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何故、洗剤と柔軟剤を同時に入れると駄目なのか・・・。
多くの洗剤は、その主成分の界面活性剤がマイナスのイオン性を持ちます。柔軟剤の界面活性剤は、プラスのイオン性を持っています。
界面活性剤のイオン化エネルギーは、水のイオン化エネルギーより強いので、洗剤のマイナスイオン界面活性剤と柔軟剤のプラスイオン界面活性剤が、引っ張り合い結合してしまうので、洗剤の洗浄力がスポイルされてしまいます。
ですから柔軟剤は、すすぎが終わってから最後の行程で、柔軟剤を使用するようにしましょう。
そうそう、もう一つ・・・。濃縮タイプの洗剤で1回すすぎのものがありますが、これに柔軟剤を使用する場合は、1回すすぎ終わってから、柔軟剤を使用してください。
1回目のすすぎは、まだ洗濯物に洗剤の影響が残っていますから、そこに柔軟剤を入れると、再汚染して、白いものがズズ黒くなるコトがあります。
(文/Takeshi Tsukiyama)
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