年末の「大掃除」や「クリーニング」みなさま、はかどってますか?今回は2回目。細かなものの見栄えを整えたら、いよいよ大物に取りかかる前に、力をかけずに軽く汚れを落とすための、汚れの知識と基本的な対処法を学びます。
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
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★手順その2 汚れと戦うための「武器」を選ぶ
手順その3 汚れは「探して」攻める
手順その4 窓ガラスを磨いて心もキラキラ♡
手順その5 「誰でも捨てることができるゲーム」で、来年からはスリムに生きる !!
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世の中には、効率良く掃除を進める人と、時間をかけてもなかなか掃除が進まない人と、二つのタイプの方がいると言います。
掃除が上手なひとは
・「水」「熱」「時間」「回数」この4つの武器を上手に組み合わせる
この能力に長けています。
一つずつ見ていきましょう。
汚れが取れにくいのは、乾いて固まっているから。
これが基本中の基本です。
水につけて汚れをふやかし、やわらかくすると扱いやすくなります。
「泡でくるむ」
「浸け置く」
「湿布法 (壁に洗剤液を塗ってラップ等で留める)」 など。
冷たい水よりも、お湯の方が汚れは速くやわらかくなり、落ちやすいです。
約42度ぐらい (熱めのお風呂) のお湯がよいとされています。
水につけて長い時間置くことで、力を入れずに汚れをやわらかくすることができます。
例えば…
石鹸カスの固まった石鹸箱は、ひと晩ぬるま湯につけておく。
テレビを見る前に、ガスレンジ表面を中性洗剤の泡でくるんでおく。
テレビが終わってからサッとペーパーでこするだけでキレイ。
長い時間かかってたまった汚れは、一度で完全に落とすのは難しいです。
何度も繰り返してやると、少しずつキレイになっていきます。
この4つの「武器」を駆使する例として
ヤカン磨きがあります。
油汚れが焼き付けられてギトギト。今すぐにキレイにしようとすると大変…ですよね。
見るだけで億劫。手も出したくありません。
(1)お湯をわかす度に → (2)熱いうちに → (3)表面をゆるく絞ったタオルをそっと当ててしばらく置く → (4)軽く拭く → (5)これを毎日繰り返す
ヤケドしないように気をつけて !!これを約3週間程度続けると、ピカピカになります。
ここでひとつ。
・機能の高い洗剤
・硬い道具
・力(まかせ)
の武器は使わないこと。
もう迷ってはいけません、買ってはいけません。
理由は以下のとおりです。
これらはプロが使うもので、素人ではその能力を発揮しないで終わってしまいますから。
★洗剤
通販価格はとても高いです。使いこなせず、建材が変色する場合があります。短期間で機能が落ちるなど。
★硬い道具
金属タワシなどは、汚れは瞬時にこすり取れるかもしれませんが、物品・建材に傷がつきやすいですし、一発でツヤがなくなちます。
★力
こする・磨き続けるなど、大掃除の後、翌日にドッと疲れるような掃除をしてはいけません。年末にギックリ腰、腱鞘炎などになるなども良くある話。生活に支障が出ることもありますから、やめましょう。目安としては、2秒以上磨き続けていると要注意です!
錦織圭くんのラケットを使えば、世界ランク5位になれるでしょうか?
良いメスを持てば、ゴットハンドの医師になり病気を治せるか?
無理ですよね。
使いこなす技術がないと、ただのネコに小判なんですね。
4つの「武器」を連携させて戦うので
本来は、『大掃除でがんばる』といわれている
水回り(バス・キッチン・トイレ・洗面所・換気扇)の掃除は
年末には向かない
「水(湿気)」「熱」が自然にある、 夏場 が適しています。
年末の気候(低温・乾燥)に向いているのは、風を通すこと。
押し入れや下駄箱などの収納庫に風を通す、天井のホコリを払うなどです。
今までの大掃除は…
『今すぐ・一発で』
『完全に』
『正しい方法で』
汚れを取ることばかりに、こだわっていませんか?
だから 『その方法がよく分からない』 → 『あとでやろう』となり
酸化が進み・汚れが固まって
ますます難しくなっていくのです。
4つの「武器」を使う大掃除のキーワードはこれ!!
「そのうち」
「そこそこ」
「それなり」 (だから)
「とりあえず手を出しておこう」
こう考えると、とても気が楽になりますね。
では、どこに手を出せばよいのでしょうか?
(つづく)
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おはなし:
片づけ・掃除コンサルタント
響城れい(日々キレイ)さん
【略歴】
ハウスクリーニングのプロとして20年間、2,000件以上を施術。2011年から研修・講演活動をスタート。TBS「はなまるマーケット」、NHK教育テレビに出演。
【仕事や人生に対する考え方】
働く人がゆっくりと憩い、あたたかい言葉を交わし、明日への力がわいてくるような家庭空間を作ります。ひとり一人が自分の望む人生を生き、豊かな人間関係を結ぶことができる家庭、地域、職場を実現するために力を尽くします。子育てを終えて、心身ともに一番充実した時期。明るく前向きに、経験と理論で暮らし方、生き方を伝えていきます。
Facebook https://www.facebook.com/hibikirei
![]() ゼンドラ株式会社・代表取締役 クリーニング・テキスタイルレンタル業界の専門新聞社。当サイト「イドカバネット」の運営を行ないながら、洗濯の楽しさ・クリーニングの素晴らしさを伝える。最近は、洗濯サービスと他業とのコラボレーションを研究し全国を奔走している。 オフィシャルサイト http://www.zendora.co.jp |
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