「秘伝!洗濯機で洗えないカーペットの汚れ落とし」
先日お店のスタッフから「テレビで、会社にあるカーペット用洗浄機と同じことを家庭にあるものでできるってやってました」と聞き、やり方を聞いて、なるほど納得な内容でしたのでご報告します。
(テレビのどこでやっていたかはわかりません。もしかすると洗濯王子の案ですかね?)
私のオリジナル案ではありませんが手軽で効果的です。
ただし当社のように専用機を購入するよりは、家庭にある物で行うと少し危険なところもあるので、その点についても記します。
カーペットクリーニングは、乾燥された状態であらかじめ「ほこり」や、「食べこぼし」などを掃除機で吸い取れる物は、よく吸い取ってから行ってください。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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(2)敷いたまま、汚れた部分に中性洗剤と40℃前後のぬるま湯を混ぜたものを噴霧して、綺麗な雑巾で拭き取る。
(水分・汚れ残り、乾燥時間が長引くとカビや異臭の原因になるので注意)
(3)スチームのチカラで汚れを取り、除菌する。スチームクリーナーを使用する。
(購入すると説明書にやり方書いてありますのでご参照)
おすすめの方法は
簡単に申しますと(2)の発展型です。
この方法はカーペット設置したままで汚れをすぐさま吸い取ってしまう点で、私は優れた方法だと思います。
用意するもの
・お湯(40℃)
・中性洗剤
・厚手の雑巾やタオル
・掃除機
ステップ1
敷いたまま、汚れた部分に中性洗剤と40℃前後のぬるま湯を混ぜたものを噴霧する。ここまでは一緒です。
(今回は吸込み力を見ていただくために…あえて青汁をこぼし実践します)
ステップ2
すこし、汚れが溶けるまで待つ、使わない歯ブラシで生地が傷まないように擦っても洗浄力が高くなります。
ステップ3
綺麗な厚手雑巾で大きのがいいですね。それを2つ折りにして、浸した汚れた部分におもむろに乗せ、その上から掃除機で吸い取る。
ほら!青汁の葉繊維(茶葉)まで取り除けています。
雑巾でこするだけでは、この繊維はカーペットの奥に押し込まれていくだけです。
掃除機の吸引力を見事実践できました。
ステップ4
濡れてしまった場所は、扇風機の風をあて自然乾燥させる。
そうすると、ぬるま湯と洗剤で溶け出した汚れが驚く程、雑巾に吸着されます。カーペットに水分は若干残りますが、汚れと水分の大半は掃除機に吸い取られ、乾燥が早いです。
前の(2)やり方は、雑巾で拭き取るだけで、カーペットに染み込んだ裏側や床にある汚れ・水分が取れません。これを吸引することによりこれが劇的に除去できます。
注意点
・あまり多く水分を汚れにスプレーしてしまうと、雑巾だけでは水分を吸収できず掃除機に水分が入り故障の原因になってしまうことです。水分を吸ってもよい湿式掃除機(泥も吸える)をお持ちならそれを是非使用しましょう。
・雑巾は、厚手で、大きめの方が水分を多く吸収できるます。そして2つ折りにすることでさらに掃除機本体に水分が入る危険が少なくなります。
・常温の水でもいいですが、ぬるま湯40℃(お風呂の温度)くらいが、あらゆる汚れをふやかし溶かし出し易くします。
・古い汚れは、溶けるまで時間がかかります。10分程度放置してから、使わない歯ブラシで生地が傷まないように擦ってからの方が効果的です。
・どうしても濡れます、短時間で乾燥させた方が臭いやカビの原因にならないので、扇風機などで使用した部分を強制乾燥させましょう。めくれればめくった状態にして裏側も強制乾燥!
・長時間掃除機で吸引すると、水分が機械に入る可能性が高くなり故障の原因になります。3秒吸ったら汚れが取れているか確認してください。取れてない、水分が残っているようならまた短時間吸引を繰り返してください。
・水に濡らすと色が出るカーペットには不向きです。シルクのペルシャ絨毯のような高級カーペットは、染料が出やすい物もありますのでこの方法はやらないでください。プロにお任せしましょう。
応用編
・この方法なら、「ソファー」や、「椅子の座る部分に布地が使用されているもの」の部分洗いにも応用できます。
・お茶やワインなどは、色柄物の漂白剤をほんのすこし汚れに掛けてからこれを行うと、漂白・除菌もしてくれます。
・玄関マットなど小ぶりなものは、これを全面に繰り返し行うこともできます。
先ほど一部メーカーより、専用機(水を噴霧して、その直後に水を湿式掃除機で吸い取る機能)が販売されていますが、一番小さいもので7万から8万円くらいします。
利用頻度が高くないのなら、ご家庭であるものを利用しましよう。
プロはカーペットに合わせて、いろいろな手法で汚れを除去する機械や方法を持っていますので、不安な点がありましたらぜひご相談ください。
(文/Yoshihiro Tamura)
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