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お洗濯
2015/05/02

衣替えシーズンに起きやすい…衣類のトラブルあれこれ

イドカバネット

ゴールデンウィーク中に、衣替えを終わらせて、たくさん出てきた冬物衣類をまとめてお洗濯する人も多いのではないでしょうか?


染み抜きのお仕事をしていると、この時期に、必ずお預かりする「お洗濯中に起きたトラブル衣類」。でも、少し気を付けるだけで予防できるんです!


今回は「衣替えシーズンに起きやすい衣類のトラブル」についてまとめてみました。


衣替えが終わったら、冬の間にお世話になったお洋服をクリーニング店へ持ち込む方も多いですね。

「自宅で洗えないコートやスーツはお願いするけど、セータやカーディガンは、お家洗濯する」って方も増えていますね。


でも、要注意です!!

衣替えで出てきた衣類は、普段のお洗濯と違って、注意点が異なりまよ。

下に続く


 

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大切なチェックポイント!

①ポケットの中は、すべてチェックしましょう!

ポケット点検


最近着ていない衣類のポケットの中に、レシートや小銭。飴やガム。ティッシュなどが入ってままになっていませんか?

タバコを吸う方は、葉っぱのカスなどの細かいゴミもチェックです。



暖かい日が続くと、着ていなかったお洋服を確認せずにそのままクリーニング店へ持込んだり、洗濯機に入れて洗う方も多いようで、大切なお洋服にトラブルが起きることがよくあります。


毎年、「ポケットの中に入れたまま洗って取れなくなったので、染み抜きをお願いします。」というご依頼をよくお受けしています。


これは、ポケットの中チェックするだけで、防げるトラブルなので必ずチェックして下さいね。

 

 

②細かく分けて洗いましょう!最低でも色別に!

お洗濯する衣類が増えると、1日に何度も洗ったり、1回に洗う量が増えますね。

いつものお洗濯と同じように、白いものと黒いもの(白×黒)を混ぜて洗っていませんか?



毎日お洗濯しているお洋服なら、ある程度の洗濯耐久もわかっているから、「まとめてポン」でお洗濯することもあるけれど、普段は洗わないセーターやカーディガンなどの衣替えで片付けるお洋服は、細かく分けて洗いましょう。


手洗い

セーターやカーディガンを洗う時は、基本的には手洗いです。


洗い桶に、中性洗剤(ドライマークが洗える洗剤)をよく溶かして、軽く畳んで押し洗いをしましょう。

手洗いすることで、汚れ落ちを確認しながら洗えますし、万が一色が出てきた時もすぐに発見できるので、トラブルを防ぐ事ができます。


洗濯機で洗う時は、細かい目の洗濯ネットに畳んで入れます。


セーターは水を吸収するまでは、プカプカ浮いた状態なので、繊維の中まで洗剤液をしっかり浸透させる事が大切なので、最初にしっかり沈むようにしましょう。


もちろんコースは「おうちクリーニング」などの、デリケート洗いです。面倒だからといってまとめて洗うと色移りする事があるので、要注意です。


この時期は、「洗濯したら色移りしたので、染み抜きをお願いします」というご依頼をよくお受けします。色移りの一番の予防策は、白系と黒系の衣類を色分けして洗う事。そして、細かい目の厚手の洗濯ネットを使用し、洗い終わったらすぐに干す事です。


洗濯ネットを使用する事で、濡れたまま衣類がくっつかないので、他への衣類の色移りを防ぐ事ができます。
干す事を忘れそうなほど忙しい時は、携帯のアラームをセットしましょうね。


<関連記事> こちらの記事もよく読まれております。
20150112-Mika-cover.jpg
ウール製品の洗い方(イドカバネット) 

 

③衣替えで出した夏服に、シミを発見!!

しみ抜き
お家で洗えるお洋服なら、まずは洗濯してみましょう。それで、落ちなければ、染み抜き職人がいるお店に依頼してください。


保管していたお洋服についたシミは、時間が経過している物が多く、とても頑固なシミになっていますので、お家で落とすのはなかなか難しいです。


いろいろ処置して、落ちなくしてしまう前に、すぐに技術があるプロの手にお願いした方が良いでしょう。きっと綺麗に落としてくれますよ。


ちなみに、、、染み抜きの技術は千差万別です。本当に良い技術を持った職人さんに出会うのは、お気に入りのごはん屋さんを見つけるのと同じぐらい大変です。


大切なお洋服だから、チラシやホームページだけで判断せずに、お店の方と色々お話して、「安心して任せられる!」と思えるお店にお願いする事がポイントです。


衣替え時のお洗濯は、まとめて一気に洗い片付ける事で、スッキリしますが、何日かに分けて洗い「次の冬まで着ないんだし!」っと時間に余裕を持ってお洗濯に取り組みましょう。そうすると、気持ちに余裕が出来るので、トラブルを防ぐ事ができますよ。


今回の担当は、福岡の染み抜き職人 あやでした。

 

<関連記事> どうしても自分でやりたくなってしまうシミ抜きに関連し、こちらの記事もよく読まれております。

20150126-Yamamoto-cover.jpg
自分でシミ抜きして良いの・ダメなの?その究極の選別方法









この記事を書いた人
あや(Aya)

ファッション大好き!大手アパレル企業・染み抜き屋を経験し、数々の想い入れのある衣類のケアをおこなう職人。現在は、福岡市を中心に、染み抜き、染色、デニムリペア、リフォームなど、洋服のトータルメンテナンスで活躍中。

オフィシャルサイト
http://niyaho.blog.jp/

 





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