今日は、北陸新幹線開業でググっと近くなる、富山・八尾/蚕の都をご紹介いたします。
絹といえば白い繭を作る家蚕(かさん)が一般的に知られていますが、
萌黄色の繭をつくる天蚕(てんさん)からとれる、絹糸の中でも最高級の糸があるのをご存じですか?
天蚕は独特の光沢を持ち、絹に比べて軽くて柔らかくしわになりにくい特徴があり、「繊維のダイヤモンド」と呼ばれています。
蚕は人間に与えられた桑の葉を食べますが、天蚕はクヌギ、コナラなどの木の栄養をもらいながら生息しているので、森に木がなくなってしまうと生きていくことができません。屋内で飼育する白いカイコよりも、天蚕は40倍も手がかかるといわれ、大変希少な逸品です。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
構想からおよそ50年。
沿線住民にとっては長年の悲願であった北陸新幹線がこのほど3月14日(土)にいよいよ開業いたします。
将来的には北陸経由で東京から大阪までを結ぶ北陸新幹線。
新型車両W7系のその優美なフォルムもさることながら、インテリアには日本建築の美しさの漆塗りの深い色彩などを取り入れ、重厚な空間を演出されたグランクラスでは、電動リクライニングの本革シートは居心地満点でしょう。
海の幸・山の幸が豊富で、食べるものは絶品といわれる富山には、東京から乗り換えなしの2時間8分で到着し、日帰りツアーも楽勝ですね。
富山市南部に位置するおわら風の盆でも有名な八尾町は、昔“蚕都”と呼ばれていました。
養蚕が盛んであっただけでなく、特に「蚕種」(さんしゅ;蚕の卵を和紙に貼り付けさせたもの)の供給では、その品質の良さから全国のトップシェアを占めるほどだったといいます。
この八尾町の歴史を振り返る上で、極めて重要な「蚕」を祭っている若宮八幡社を訪れ
天蚕の歴史や育つ背景などをたどりながら魅力を体感できるツアーをご紹介しましょう。
若宮八幡社「蚕養宮」
曳山展示館内にある、「養蚕と絹」の展示ルームにて
ツアーその1
まちめぐり 八尾・絹の道
越中やつおおわら節の歌詞(八尾よいとこ 蚕の都 秋は野山も オワラ 唐錦)にもあるように八尾と蚕は縁の深い街です。八尾の街中にある養蚕宮を見学し蚕と八尾の歴史を学び、また日本の道百選にもなっている諏訪町を歩くまち歩きツアーです。
催行日時
10:00〜12:00 通年
スケジュール
10:00 展示館見学
10:30 諏訪町周辺散策 養蚕宮
12:00 解散
集合解散
越中八尾観光会館(曳山会館) JR越中八尾駅からバスで約10分
ツアーその2
里山めぐり 八尾(やつお)里山エコウォーク
かつて養蚕で栄えた町八尾。八尾の文化と養蚕の歴史をたどりながら、城ケ山公園、カタクリの森を通って「がうん天蚕の森」まで歩きます。ガイドは、森のダイヤモンドとも呼ばれるカイコ(天蚕)を育て「蚕都八尾」の伝統を継承している案内人が担当します。
催行日時
9:30〜14:30 4月中旬~11月 ※水曜日は休み
スケジュール
9:30 集合、曳山展示館見学
12:00 養蚕宮、城が山公園、カタクリの森散策、
昼食(八尾ゆめの森ゆうゆう館にて特製弁当)
がうん天蚕の森へ移動し天蚕飼育場見学
14:30 解散
集合解散
越中八尾観光会館(曳山展示館) JR越中八尾駅からバスで約10分
普段何気なく身にまとっているシルクですが、どのような歴史を経て継承されているのか、
北陸新幹線でググっと近くなる北陸富山で、シルクロードをたどってみませんか?
出典
「ホリスティックトラベル」のススメ vol.13 富山・越中八尾編
http://www.kaorista.jp/column/travel/vol13/p2.html
エコロの森とやまガイドツアー
http://ecolonomori.com/toyama_guide/
八尾(やつお)ふるさと発見塾
http://kazenobon-oto.net/kaiko.html
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![]() クリーニングフクサワ スタッフ おわら風の盆で有名な富山市八尾町で家業のクリーニング店に従事。店頭や配達先でお客様に衣類のお手入れ方法を少しでも分かりやすくご説明したくて日々勉強中。クリーニング師、クリーニングアシスタントアドバイザー オフィシャルサイト http://www.fukusawa.jp |
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