最近、シーズン前になってあわててクリーニングにお出しになる方が増えています。
おうかがいすると、寒いのが長く続いたので、洗うのを忘れてたという方がほとんどです。
中には、早くクリーニングすると
着るときに型崩れするから…なんて方もいらっしゃいます。
電車内や人混みなど
下に続く
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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宅配・保管クリーニング(ラクリ)
でも、だめですよ。
汚れたままの衣類をそのままにしておくと
①汚れやシミが酸化して落ちにくくなる。
②カビが繁殖する。
③虫にくわれる。
④嫌な臭いを発する。
お気に入りのお洋服こんなかわいそうな目にあわせてませんか?
今日は、その中でも特に虫害のお話です。
クリーニングの受付をしていると、虫食いの被害にあっているお洋服の多いことに驚きます。
カシミア、アンゴラ、モヘア、シルク、高級素材はもちろんのこと、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維も食べられていることがあります。ポリエステル、ナイロン??そうなんです。洗い忘れた衣類には虫さんの大好きな汚れが付着しているんです。
そこを食べるんです。
もちろん、アンゴラ、カシミア、シルクなどの柔らかい高級素材はグルメな虫さんの大好物です。そこに、汚れのソースがトッピングされたら虫さんの食欲も増大。
大切なお洋服を虫から守るには
・衣類は綺麗に洗ってから収納する。
・防虫剤を正しく使う。
店頭でよくお客様に
「ちゃんと防虫剤を使ってたのになぜ虫に食べられたの?」とご質問をうけます。そう、おかしいですよね。
一般に市販されている防虫剤は、ほとんどがガス化した防虫剤が空間に充満して虫を寄せ付けないようにするタイプです。
密閉空間では効果がありますが、クローゼットを開けっ放したり、開け閉めが頻繁だと効果が低いです。また、ギューギューにお洋服を詰め込んでいたら防虫剤の効果が発揮されにくいです。
ガス化した防虫剤は気体のため空気より重いので下へと降ります。収納ケースの中に防虫剤を入れる場合は衣類より上に置きましょう。この場合も詰め込み過ぎず、開け閉めもじっと我慢が大切です。(笑)
ちょこっと宣伝(笑
クリーニング店にも防虫加工というメニューがあります。クリーニング店での防虫加工は、衣類全体に加工するので防虫効果が非常に高いです。また、この防虫加工はガス化しないので密閉を心配する必要がありません。
もちろん市販の防虫剤との併用もOKです。
防虫剤には種類があります。
違う種類を混ぜると成分が化学反応で液化して衣類にシミを作ることがあります。
使用時の注意
[無臭系/ピレスロイド系(エムペントリン、プロフルトリン、フェノトリン)]はどの製剤とも併用可能です。
[有臭系/(パラジクロルベンゼン、ナフタリン、しょうのう)]は併用することはできません。
※メーカーが違っていても、製剤が同じであれば、併用は可能です。
(http://www.hakugen.co.jp/care/guide/mushikui03.html#part3 衣類ケアplusより)
防虫剤のパッケージを見て必ず守ってくださいね。
では、ではまたお会いするまで…今日はみゆ母ちゃんでした。
山本悠未(みゆ母ちゃん) 淡路島で80年続く、山本クリーニングの3代目嫁。整形外科で准看護師をしていた経験を活かしお客様のお洗濯に関する悩みをカウンセリングし、「お洗濯好き」を増やそうと奮闘中。 オフィシャルサイト http://www.eonet.ne.jp/~yc0556/ |
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