食べ物や飲み物を洋服にこぼした時の適切な対処法-イドカバネット

食べ物や飲み物を洋服にこぼした時の適切な対処法

クリスマスパーティーに忘年会、新年会、年末年始はお酒を飲む機会が増えます。

ついやってしまうのが、お酒やお料理をこぼしてしまうこと。

そんな時に限ってパーティーや宴会だからとお気に入りや一張羅（古っ笑）で張り切っておめかししていることが多いですよね。
お酒やお食事をこぼしてしまった時には、絶対にオシボリタオルでゴシゴシしないでください。

下に続く

電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適

呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be＊AIR」

宅配・保管クリーニング（ラクリ）

食べ物や飲み物をお洋服にこぼした時の対処法

① 上にのっている固形物は、押し込まないように紙ナプキンやティッシュで摘み取る。
② 水分は色のあまり濃くない乾いたタオルやハンカチでつかんで水分を移し取る。

●禁止事項●
〇オシボリでゴシゴシこする。
・オシボリは、塩素消毒されており残留していることがあるのでその塩素によって脱色（色が薄くなったりにじんだり）することがあります。また、ゴシゴシこすることによって繊維が毛ばだったり傷んだりすることがあります。特にシルクやキュプラなど繊細な繊維はご注意ください。クリーニング店でキレイに染み抜きしても毛羽立ちや傷みは直せないことがほとんどです。

〇水を付けたタオルで強くこすったり、もんだりする。
・特に純毛（ウール）はもんだりこすったりすると毛がからまりフェルトの様にかたくなります。

〇洗剤をすり込んで水洗い。
・お店の方が慌ててやってくださることが多いですが、洗濯表示を必ず確認をしてください。水に浸してはダメな表示はこのことによって縮んだり色移りしたりということが多いです。ネクタイは、布地を斜めに使って作っています（バイヤス）これを水に浸けてしまうと捻じれて直すことが困難になります。親切をお断りするのは申し訳ないからと、お願いしてから困った！なんてことも多いです。

あれれ？こんなシミ無かったよ！

飲み物（お酒や清涼飲料水）をこぼした時は上手に吸い取っても、クリーニングに依頼する時にはひと声かけてお願いするのがポイントです！
糖分を含んだ透明な飲み物は、キレイに吸い取ってしまえばどこにこぼしたかわからないことが多いです。でも、クリーニングに依頼して返って来たら茶色いシミが出現！！

「こんなシミは、無かった。」「あった」そんなトラブルを避けるためにも飲み物をこぼした時にはお預け時にひと声かけるのが安心のポイントです。

〇なぜ、無かったシミがマジックみたいに出現するのか？
プリンの上にとろーりとかかった甘くてほろ苦いカラメルソース！あれは、砂糖水を煮詰めることによって茶色くなります。それと同じようにアイロンなどによって熱を加えられたお酒や清涼飲料水の糖分がキャラメル色に変わるためにおこります。

また、みかんやりんごなどに含まれるポリフェノールという成分は、あぶり出しと同じ原理で茶色く変色します。これもまた、預けた時には気づかないことが多いです。

透明なシミをお預かり時に発見するのはとても困難です。このあたりにこぼしたとお伝えいただくとクリーニング店でもそこを前もってしみ抜きしてからクリーニングするので、後から浮き出てきたシミをしみ抜きするよりも、布地にもお財布にもやさしいです。

楽しく飲んだり、食べたりしたその後は、大切なお洋服にもお疲れ様と愛情をかけてあげてくださいね。