冬場の防寒素材
フェイクファー・フリース・ボアは何が違うの?
前回こちらで、フェイクファーのお手入れ方法をお知らせしたのですが、その後、マスコミ関係から質問の電話がありました。
お恥ずかしながら、私もあまり意識しないで言葉を使用していました。
調べてみると結構このQ&Aが多い!びっくり!
いろいろ調べて、アパレル関係の知人に問い合わせ纏めて見ました。
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質問は「フェイクファー・フリース・ボアは何が違うのですか?」
調べてみると、見た目は違えど素材(ポリエステル・アクリル等)・目的(防寒素材)はほぼ一緒なのです。
スポーツのベンチコート裏地は?フリース?ボア?
アパレルの方からすれば、定義は明確でないと商品に名前を付けられないので、必ず定義はあるそうです。ファッションは、多種多様で似て非なる製品(生地)もあり、あまり意識せず間違って付けられることもあるのだそうで・・・
では調べった結果をお伝えしたいと思います。
①フェイクファー
「毛皮に似せた」化学繊維の起毛素材、素材は主にアクリルやポリエステルで毛皮に似ていないとダメです。よくコートの襟に付いてますね
②フリース
フリースは主にポリエステル素材で、化学繊維の両面やわらかい起毛素材で防寒が目的です。毛皮に似せる必要がない。
「フリース(羊一頭から刈り取られた一つながりの羊毛のこと)」に主に毛足が短いです。
1979年にモールデンミルズ(Malden Mills)社によって開発されました。ユニクロ様が片面起毛のフリース素材を使用してフリースを普及させたため、「両面起毛」でなくてはならないという定義はなくなったそうです。
③ボア
ボアは「ボアフリース」とも言われ、「フリースにしては毛足が長いもの」でモコモコしているフリースの一種です。代表的なのは「ぬいぐるみ」で使用されています。やはり毛皮に似せる必要がない。フェイクのムートンブーツ裏地やジャンバーなどの裏地によく使用されています。
結局素材的にも目的もほぼ同じですね。ソフトタッチなのは毛が長い方とでも言いましょうか。
前回ご紹介したペット用ブラシで復活させる方法は、毛足が長い方が適していると言えます。
フェイクファーやボアフリースのお手入れ法ということです。
(文/Yoshihiro Tamura)
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