もうダウンを着ている方もチラホラ。。(ほんとはちょっと早い気もするんだけど)
今年もお洋服屋さんでコートフェアなどが行われていますが、今年の一着、もう決めましたか??
こんにちは!イドカバネットキュレーターの麻野かずみです★
アウターは、着用すると大きな面積を占めることになるため、サイズやディテール、さらには年齢や経験によって似合うものが違います。
そんな中、(割と)誰にでも合って年齢関係なく、それでいて長く着られるコートをピックアップして、それぞれの歴史をご紹介したいと思います!
今回は軍用に使われた歴史あるコート3型をどうぞっっ!
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
第一次世界大戦中に英国軍の御用達として大いに活躍したバーバリーとアクアスキュータム。今でも二大トレンチコートの定番として根強い人気を博しています。
トレンチの特徴とも言われる防水効果のあるギャバジンは、綿orウール素材が一般的で、このギャバジン織りは、当時バーバリーが発明した画期的な素材でした。
トレンチコートのオリジナルがバーバリーか、それともアクアスキュータムかの説のぶつかり合いからAB戦争とも言われ、現在も未だに決着が付いていないという。
とはいえ、今でも堂々たるブランドを確立する両者。どちらを選んでも素晴らしいブランドであることは間違い無いでしょう。
水牛の角や木で作られた留め具が特徴のダッフルは、ベルギーの南方に位置する小さな「ダッフル」という街で作られていました。
厚い毛織り物で作られた漁師の作業着がこのコートの始まりで、その後第二次世界大戦で英国海軍が北海勤務用の防寒着として採用後、一般に用いられるようになったのです。
強い風や雨から頭部を守るための大きなフードや、手袋をつけたまま開け閉めできる前身頃は、極寒の地で生まれた納得の防寒着と言えます。
そうそう、学生さんのイメージが強いこのコート。本来の膝丈で上質な素材を選べば意外とオトナ男子もカッコよくスーツに合わせることもアリ!ですよ♪
できれば20〜30代よりも40代以上の方が着られると一層ステキ度アップです!
19世紀前半に英国海軍のユニフォームとして採用されたことから一般的に普及したショート丈のコートです。
左右どちらにも合わせられる両前がその最大の特徴で、これは船の上でどちらからの風も防げるという意味を持っています。
ピーコートの「ピー」とは、粗い毛織り物(ピィエッケルの略)のことで、Pコートと表記されるのは実は間違い。15世紀には水兵や漁師が。18世紀には海軍が。そして19世紀にはパイロットコートとして流行したことから、長い歴史が感じられます。
ちなみに胸の下にある、少し高めに位置するポケットは、夜間甲板の上で見回りをする際に手を温めることに使われました。確かにあのポケット、手の収まりが良いのでついつい手を入れて歩いてしまいますよね。
いかがでしたか?
定番と言われるだけあって、こんなにも長い歴史があったんですね。
最近では、この定番をファッショナブルにリデザインされて、様々な色や素材を楽しむことができるようになりました。
これらのコートはビジネスウェアにも合わせることができる万能選手です。
お持ちでない方は、この冬思い切ってどれか一つを揃えてみてはいかがでしょうか。(ちなみに筆者はダッフルに挑戦しようと思ってます!)
どうしても寒い日は両肩にポカポカカイロを貼りまくって、長い冬をステキに乗り越えましょう!
では!
Have a worm fashion!
![]() くりーにんぐ あさの 代表 「お客様にお洋服を楽しく着ていただくこと」が使命のスーツアシスタント。スーツ販売、スーツコーディネート指南などを経て、現在横浜市にてクリーニングショップ及びオーダースーツの代理店を経営している。 オフィシャルサイト http://cleaning-asano.com/ |
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