もうすぐバカンスのシーズンですね〜★
長期休暇では海外で過ごす…って方も多いんじゃないでしょうか^^
海外大好き弾丸トラベラーのクリーニング師・麻野かずみです、こんにちは!
昨年、バカンスでマカオに行きました。
ちょっと寂れた住宅街で野良犬と知らずにうっかり愛想を振りまいたら、猛スピードで追いかけられて洋服を噛まれたと言う恐怖話はどうでもよかったですね!
さて。すでに経験がある人はわかると思うのですが、日本から持って行った洗剤やシャンプーで汚れ落ちや泡立ちに違和感を覚えたことはありませんか?
これ、実は水質の違いなんです。
硬水と軟水って、聞いたことありますよね?
日本の水は軟水で、英語で言うとsoft waterと書きます。(ちなみに軟水はhard water)
日本の軟水は、浸透力があるため洗剤も少量で済みますし、お米を炊くときも軟水の浸透力のおかげでふっくら炊き上がります。お茶やコーヒーも美味しく飲めるのは軟水です。
一方、硬水はミネラルの含有率が高く、お洗濯では汚れを落とす前にミネラルと石鹸の成分が結びついてしまって洗浄力が低下します。
お料理の面ではパスタなどの茹で上がりにコシが出たり、お肉の煮込みに適しています。ミネラル成分が多いことからスポーツの後に飲むのもオススメです。
シャワータイムでは日頃から軟水に慣れている私たちにとって、メリットなど感じないかもしれませんが、硬水との差は歴然です。硬水では個人差はあれど、肌や髪の毛のパサつきを訴える人がとても多いのです。
さて、本題のお水と洗剤の話に戻しましょう。
前述の通り、海外の水質は日本と全く違います。旅行先で人気の欧米エリアのほとんどが硬水です。
硬水でも日本と同様にお洗濯やシャワーをする場合、単純に考えて洗剤を多く使えば良いかというとそうでもありません。洗剤が溶けずにベタベタしてしまうそうです。
硬水には硬水で効果を発揮できる現地調達した洗剤を使うのがいちばんです。
でも、すでに日本で売っている小分けの洗濯洗剤や、使い慣れたシャンプーや石鹸を用意してしまった…という方にはオススメなのが重曹です!
(前置き長——————————!!)
重曹は硬水を軟水に変えてくれます。
そして、体や髪を洗い流す時にも安心して使える優れものなんです。
さらに、余って持って帰ってきても、お洗濯やお掃除にも使える万能選手!
んんーー言うことなしですね!
食用のベーキングパウダーも重曹ですが、こちらは粒子が大きいため、使い勝手としてはまぁまぁですね。これから買おうという方は、ドラッグストアで売っている重曹を選ぶようにしてください。
洗濯やシャワーでも十分元が取れるほどの優れものなのですが、緊急時にも使える小技もありましたのでシェしますね^^
◆重曹が助けてくれるケース
・ ハードコンタクトの即席保存液…精製水500mlに対して重曹小さじ1/4
・ 汗をかきまくって開いてしまった毛穴のケア…洗顔フォームにひとつまみ加えるだけで毛穴の汚れを取り除いてくれます。(継続して使うのはお勧めしません)
・ 靴のにおい消し…古いストッキングに重曹を入れたものを一晩シューズに入れておくだけ!
・ 疲れた時の入浴剤…ツアコンのお姉さんたちは、海外での疲れを癒すために日本の入浴剤を持っていくそうです。入浴剤に重曹をひとつまみ入れると有効成分を引き上げます。
水質と洗剤の関係は話せば長くなるのですが、とにかく海外では日本国内と同様の使い方ができません。
重曹は主要都市のドラッグストアで気軽に買えるアイテムです。
困った時には重曹をこんな風に使ってみてくださいね^^
では今日はこの辺で!
Have a good vacation!
この記事を書いた人
麻野 かずみ(Kazumi Asano) くりーにんぐ あさの 代表
「お客様にお洋服を楽しく着ていただくこと」が使命のスーツアシスタント。スーツ販売、スーツコーディネート指南などを経て、現在横浜市にてクリーニングショップ及びオーダースーツの代理店を経営している。
オフィシャルサイト http://cleaning-asano.com/ |
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