約1年半ぶりにこちらのサイトに書かせていただくことになりました。
私は埼玉県さいたま市内でリサイクルに取り組んでいる「つるやクリーニング」店を運営していまして、リサイクルやエコに関する内容で今後も発信していけたらと思っています。
今回は古くなった衣類のシミや汚れのカバーリメイクとして取り入れられることの多い、「藍染め」について、簡単にまとめてみたいと思います。
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
藍染めの成分の元である藍の葉や種には薬効成分があり、
・藍染で染めた衣類は虫が寄り付きにくい防虫効果
・汗臭さが気にならない上に温かい消臭や保温効果
・肌を守る紫外線防止効果
などが期待でき、体の健康にとっても良い利点がたくさんあるのだとか。衣類に守られている感じ、とってもありますね。
では実際に、どんな繊維が藍染めで染めやすいのでしょうか?
綿・麻・絹などの100%天然繊維は「JAPAN BLUE」といわれるきれいなブルーに染まりやすいと言われています。
逆にナイロン・ポリエステルなどの合成繊維だと染めが弱くなったり、くすんだ色になるなどで、染まりにくい傾向があるようです。
やはり、自然の染料には、自然の繊維が適しているのかもしれませんね。
また藍染でそめる繊維製品の色は、白が一番きれいな青に染まり、黒や茶系なら、全体的に黒っぽくなりますから、染の楽しみを味わうなら、白の衣類が一番良さそうです。
さてここまでくると藍染体験が段々したくなってくるところですが、クリーニング店としては「衣類を染める」ことについて気になるのが、色落ちです。
もちろん、完全に色落ちを防ぐのは難しいかもしれませんが、酢酸水にしばらく漬け込み、その後でよく洗い、完全乾燥、なるべく光の当たらない場所で保管すると、抑えることができます。
古着衣類の場合だと、新品の衣類とは違い、毛玉・糸引き・しみなどがつきものです。
毛玉や糸引きは、衣類をメンテナンスすることでカバーできます。染めの場合も同じで、スキルも必要ですが、それ以上に衣類の色を変えることでの元の状態との印象の違いが、衣類を、そして着用するご本人の気持ちをも「再生」させることは間違いないはずです。
次回は、この藍染について別のアプローチから書けたらと思います。
それでは、また☆
イドカバネットは
榎本香代子
つるやクリーニング(清香株式会社)
さいたま市で80年以上続く、つるやクリーニングの四代目跡取り。通常の一般衣類クリーニングと並行して、衣類のリサイクルにも取り組んでいます(衣類買取・リユース・リサイクル・リメイク)。地域の中にある、衣類の洗いから循環までのニーズを受け止め活かす方法を、模索しています。
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