4月も終わりに近づき、汗ばむ日が多くなってきましたが、今日は、肌着について調べてみました。
冬の寒い日には、暖かく過ごすために機能性インナー(ヒートテック)などを着用することが多いですが、暖かくなってくると「肌着を着ない」という方も多いようです。
そもそも肌着の役割って何?ご存知ですか?
★被服内の温度変化から体を守る。
冬は、肌着を着ることによって保温効果があります。最近では、夏でも冷房が効いているため、屋外で汗をかいた後室内に入った時の急激な温度変化から体を守るためにも必要です。
「綿」繊維は微細で吸湿性が高く、内側の水分を吸い取って外側に発散しようとする性質があります。この働きによって体の中に熱がこもるのを防いでくれます。冬は、防寒、夏は冷え対策や体温調節のために必要なのです。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
こちらのURLは、山口大学教育学部付属山口小学校で児童たちが実験したものです。目に見えない汚れを可視化する溶液を用いています。
写真をご覧ください。一方は下に肌着を着用、もう一方は未着用です。
肌着を着用した方は、上に着たシャツに汚れ(主に汗)はほとんどついていません。
面白い実験ですね。
★見た目をサポートする。
夏にワイシャツやブラウスを肌に直接着ていると汗を吸着して肌が透けてしまうことがあります。また、色の濃いお洋服が汗で濡れてしまい恥ずかしい思いをした。なんて経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?これも肌着を着ることで防げます。
「肌着」というと何だかかっこ悪い響きですが、最近では「ヒートテックインナー」「冷感インナー」「インナードライ」など機能性の肌着があります。
お年寄りやお子様は体温調節がしにくく、これからの季節は熱中症が心配です。肌着を上手に利用して、快適にさわやかに過ごしましょう。
肌着っていつが替え時?
あまり人の目に触れることのない肌着ですが、快適に着用するためにはこまめに洗濯して着用することが大切です。
洗濯を繰り返すうちに繊維が薄くなってきます。まだ着られそうと思いますが、体温調節や汗の吸着などを考えると薄くなってしまったものは替え時です。
おおよそ70回くらいの洗濯回数が目安です。
お洋服と一緒で1日着用したら何日か休ませる。お気に入りだからとヘビーローテーションせずに何枚かを交互に着用することが肌着を長持ちさせる秘訣です。
これからどんどん気温が上がってきます。冬だけでなくオールシーズン気候に合った肌着着用で快適に過ごしましょう。
![]() 淡路島で80年続く、山本クリーニングの3代目嫁。整形外科で准看護師をしていた経験を活かしお客様のお洗濯に関する悩みをカウンセリングし、「お洗濯好き」を増やそうと奮闘中。 オフィシャルサイト http://www.eonet.ne.jp/~yc0556/ |
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