1枚でかわいく見える、ふわふわもこもこ質感のシャギーニット。ニットの表面を起毛加工してシャギー加工(毛先に向かって量を減らす)しています。
アクリル素材が多く着ているうちに毛玉だらけ(涙)なんてお悩みも・・・まだまだ、寒い日が続いています。もう少しかわいいままをキープしたいですね。
○ヘビーローテーションしない
お洋服や靴全般に言えることですが、お気に入りだからって毎日毎日着ない。1日着たら1日以上お休みさせましょう。
○ブラッシングが命。
お休みさせる前に柔らかめの洋服ブラシでブラッシングしましょう。毛先をほぐすようように優しく。ギューギュー引っ張ると毛の先がビューんと伸びてしまうので注意してください。
○柔軟剤スプレーで静電気を防止。
※柔軟剤スプレー:水道水100ml・柔軟剤5滴をスプレーボトルに入れて混ぜる。
柔軟剤スプレーは30cm以上離して1か所に集中してかからないようにニットの表面が少しだけ占める程度かけてください。シルクやカシミア、アンゴラなどの高級素材には使わないでくださいね。
柔軟剤には静電気を防ぐ成分が入っています。(内側の裾の部分に30cm以上離して1カ所に集中しないようにかけてティッシュに色が付かないか確かめてから使ってみてくださいね。)
○中間洗いする。
「セーターは、ワンシーズン洗わない」そんなお話をよく聞きますが毛玉を防いでふわもこ感をキープするためには洗うことをお勧めします。
お洗濯表示を見て下の①表示が付いているニットはおうちでお洗濯できません。縮んだり、伸びたり、色が変わったりというリスクがあります。クリーニング店にお願いしてください。
①家庭での洗濯禁止
①お洗濯取扱い絵表示を必ず確認してください。上の表示はおうちでは洗えません。
②絵表示に従って洗いましょう。
いろいろなマークがありますが、手洗いを例に
ふわもこのニットは優しく手洗いが基本です。
①液温は30℃くらいで、熱いお湯を使うときれいになりそうですが、絶対にダメです。
ふわもこどころか、ゴワゴワになってしまいます。エマールやアクロンなどのニット洗いの洗剤をきちんと計っていれましょう。よーくかき混ぜてくださいね。
②ふわもこニットは毛足が長いものが多いので、からまらないように裏向けるかネットに折りたたんで入れましょう。
③さあ、静かにニットを沈めてください。ギューギュー揉んだり、押したくなりますがそこはじっと我慢です。洗剤の力で汚れを浮かせる感じです。そっと押しましょう。
④同じ温度のぬるま湯ですすぎましょう。温度差が激しいと縮む場合があるので長く付け込まずに作業してください。
⑤脱水もふわもこニットには注意が必要です。大きなバスタオルにくるんで15秒ほどです。
⑥干す時は形を整えて平らなところに広げて陰干しです。ハンガーがけは、ニットの重みで伸びてしまいます。どうしても干す場所が無い時は2本のハンガーを使って干しましょう。
⑦乾いたら柔らかい洋服ブラシで毛並みを整えましょう。上級者はスチームアイロンをニットから浮かせてかけましょう。
けっこう手間ですよね。上手に洗えたように思ってもふわふわ感やもこもこ感が減ってしまうことが多いです。お気に入りのニットや高価なものはプロにお任せが安心ですね。
ふわふわもこもこ質感のシャギーニット!優しく洗ってくださいね。
![]() 淡路島で80年続く、山本クリーニングの3代目嫁。整形外科で准看護師をしていた経験を活かしお客様のお洗濯に関する悩みをカウンセリングし、「お洗濯好き」を増やそうと奮闘中。 オフィシャルサイト http://www.eonet.ne.jp/~yc0556/ |
イドカバネットは
衣類やお洗濯・お掃除など日常生活にまつわる情報を毎日お届けしています
気に入ったらFACEBOOKやTwitterから更新情報を入手してね