こんばんは!
最近、お家で洗えるニットが増えているので、ご自分でお手入れする方も増えていると思います。
繊維に型崩れしない加工がしてあるものが最近のウール界(?)のトレンドだと思いますが、型崩れや風合いが変わるなど失敗してしまうケースもあるみたいです。私のお店(クリーニング店)でも既に今シーズン、何件かご相談がありました。
今日はお客様の失敗例をお借りして、比較的天候に恵まれてる横浜からクリーニング師の麻野がお届けします!(今年はまだ雪が降ってないんです。寒いけど)
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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この画像は、お家で洗ったカシミアストールです。
左側だけ起毛してしまった毛を寝かせる仕上げ(お手入れ)をしました。
拡大して見ましょう。
▼こっちが起毛している方。つまり、洗いっぱなしです。
▼こっちが仕上げ後。光沢(色合い)の違いがわかりますか??
どちらがお好みかにもよりますが、高級なカシミアは、「ふわっ」としているよりも「つるっ」としている方がしなやかで素材本来の姿といえます。
基本的に、この「ウール」というヤツは、私たちの髪の毛と同じだと思ってください。
もしずっと髪の毛を洗わなかったら、ぐしゃぐしゃになって絡みます。ニット製品の毛玉がこれにあたりますね。
それから、もしドライヤーを使わずに自然乾燥をしたら(髪の毛が長い人しかわからないかも…)、畝(ウネ)ってしまい、まっすぐにするのは難しいですよね?
シャンプーだけだとパサパサになるからトリートメントをする必要があるし、濡れたまま寝てしまったらボンバヘっ!です。
(ボンバヘって…w)
ウールのお洗濯の後に髪の毛用トリートメントを使えば、崩れたり縮んだニットが元に戻せる裏技もあるくらいです。
いつものお洗濯では綿やポリエステルが多いので気軽に洗濯機で洗えますが、今回のカシミアストールのように「以前だったらクリーニング屋さんに持っていかなければいけなかったもの」と言うのは慎重に扱わなければいけないと言う事ですね。
信頼できるクリーニング屋さんがある人は、お家でのお洗濯をする前に相談すると良いかもしれません。
お医者さんに「かかりつけ」があるように、クリーニングも「かかりつけ」を見つけておくと良いかもしれません。
お家でのお洗濯、洗った後の仕上げもお忘れなく!
絶対にNGなのは、お家で洗うことではなく、洗った後の乾燥機です。
大人用のニットが子供用のサイズになってしまった例の原因は、ほとんどの場合、洗濯後の乾燥機投入です!
せっかく出会ったお気に入りのふわふわニット、大切に使ってくださいね!
では!
Have a good fuwafuwa knit!
![]() くりーにんぐ あさの 代表 「お客様にお洋服を楽しく着ていただくこと」が使命のスーツアシスタント。スーツ販売、スーツコーディネート指南などを経て、現在横浜市にてクリーニングショップ及びオーダースーツの代理店を経営している。 オフィシャルサイト http://cleaning-asano.com/ |
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