今回は、洋服のカビの原因と防止対策のお話です。
8月の終わりから台風による被害が拡大しています。今年は異常気象で局地的に雨が強く降ります。突然の激しい雨で、洋服が濡れたり、部屋の中が湿気でベタベタする時期が長く続いています。9月も半ばになってくると、春にクローゼットにしまった秋の洋服を着る準備の時期になってきます。
湿気の多い季節を通り越してきたので、洗ってあってもカビや虫食いがないか心配です。中でもカビはにおいが強いので発生するとショックですよね。
カビは湿度の多い季節に発生することが多いですが、空気の乾燥してくる季節でもおこる場合があります。カビの発生の多くはほこりや食べかす、そして洗剤や柔軟剤を多量に使っての洗いやすすぎ残りや湿気などです。洋服の中にはカビを発生させる原因になる栄養分はいくらでもありますので、湿気があればすぐにカビが発生してしまいます。
カビが発生する具体的な原因
・雨や汗に濡れた洋服を十分に乾かさないでクローゼットに収納。
・1回でも着用すると洋服に体の皮脂や汚れ(特に不溶性)の汚れが付くので洗わないでクローゼットに収納。
・いつも洗濯物を部屋干している。
・クローゼットの中の湿度。
・洗濯機内の掃除不足によるカビの発生などがあります。
洋服のカビはしっかり防止すれば防ぐことが出来ますから、カビ対策をしてカビを寄せ付けないようにするのが大切です。
スーツやジャケットなどは、雨や汗などで濡れたり湿ったりしている状態でクローゼットにしまわないようにしましょう。クローゼットの中に収納の余裕がある場合は、除湿器や除湿剤で湿気をためないようにしてください。
天気のいい日はクローゼットを全開にして、空気の入れ替えをすることがカビの防止になります。
汗で濡れたり雨で濡れたりした洋服は、ランドリーボックスなどで長い時間放置しておくとカビの原因になります。すぐに洗濯するか、洗濯するまでハンガーにかけて乾燥するといいと思います。
風に当てることによって菌の増殖を防いで洋服からの嫌な匂い防止になります。
そして、これからの秋雨の季節洗った洋服を部屋干しすることが多いと思います。部屋干しでの生乾きのままでクローゼットに仕舞うのは注意が必要です。
クローゼット内に湿気がたまってしまい、カビの発生の原因になります。部屋干しの時はエアコンのドライを使ったり、扇風機を使用して洋服をしっかり乾かしましょう。
最後に、洗濯機の中も湿気だらけなのでカビが発生しやすい場所です。
洗濯機の使用後は洗濯槽のカビキラーなどを使っていつも洗濯槽は清潔にしておきましょう。
新しい季節を迎える前に少しずつ準備して、素敵な秋をおしゃれして出かけましょう。
(文/Kazuya Oguro)
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