今日は、雨の日に革靴をオススメしない3つの理由をわかりやすくお届けいたします。
梅雨と言っても本格的に雨が降り続けるのはもう少し先になりそうですね。さて、今回は、そんな梅雨にちなんで皆さんの靴を雨から守るべく「雨の日のデメリット」をお届けしたいと思います。
ランニングシューズなどは水洗いができるものも多く、「汚れたら洗う」というルーティンが気軽にできますよね。
ところがお仕事用の靴となると、そうはいかない。雨の日も、風の日も、いつもの時間にいつもの電車で、会社までの道のりを革靴とともに進んでいかねばなりません。
でもっ!!
そんな雨にいつ襲われても良いように、ちょっとした知識があればダイジョーーーブ!
これをヒントに雨の日の靴選びも楽しんでくださいね★
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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正直申し上げると「革は雨に弱い」というよりは「手入れをしていない革は雨に弱い」のです。
革は、もともと動物の皮膚となっていたものを鞣(なめ)して製品にしていくのですが、その鞣しの段階で何度も熱や水分を与えて整形や染色を施しています。
だから単純に「雨に弱い」というのはちょっと省略し過ぎた表現だったのです。
さて、では雨に濡れると起こるリスクについて。
雨によるリスクその1
革がふやけて、少しの衝撃でも傷がついてしまう。
冷凍庫から出したばかりのアイスはスプーンがなかなか入らないけど、ちょっと柔らかくなるとスーッとスプーンが入りますよね。そんなイメージです。
雨の日は、靴底に革を使ったものは履かないように気をつけましょう(滑るしね)。
雨によるリスクその2
日々の使用で全体的についた汚れが、雨に濡れることでその部分だけ綺麗になる。
一部綺麗になった部分にあった汚れがシミの周りをより濃い色(汚れ)で囲み、「雨ジミ」となります。こうなってしまっては、どれだけ表面を磨いても取れず、丸洗いが必要になります。
撥水スプレーで革に雨が染み込むのを防ぎましょう。
雨によるリスクその3
乾燥した後に変形する。
水分を含み膨潤した(膨らんだ)革は、乾燥するにつれて固くなり、反ったりし変形を起こします。
コピー用紙や写真用紙などに水滴が垂れると、その部分だけふやけますよね。そして乾いた後もふやけた余韻が残ります。革もこれと同じように丁寧に乾かしても「ふやけた余韻」が残るのです。これも上記同様撥水スプレーで水の侵入を防ぐのが賢明です。
上記のトラブルが起こった時は、靴職人さんやお手入れ専門店に預けなければいけないほど深刻なんです。
トラブルが起こった後は後の祭り。お気に入りの革靴を長く履き続けるためには「雨用の革靴」を一足用意することをオススメします。
雨に日も心配なく快適に過ごすためのトラブル集、お役に立てれば嬉しいです!
以上、横浜のクリーニング師・麻野がお届けしました!
Have a good rainyday!
![]() くりーにんぐ あさの 代表 「お客様にお洋服を楽しく着ていただくこと」が使命のスーツアシスタント。スーツ販売、スーツコーディネート指南などを経て、現在横浜市にてクリーニングショップ及びオーダースーツの代理店を経営している。 オフィシャルサイト http://cleaning-asano.com/ |
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