今日は不用意につけてしまった「ガム」を取り除く方法を紹介します。
洗濯してポケットの中から紙くずが出てきて、その紙を見るとガムのパッケージ。。。むむむ。
嫌な予感は的中し、
さらにポケットを覗くと、そのガムがポケットにこびりついています。
また、子どもの学生服にガムがついていますが、外で遊んでたらいつの間にか付いてしまったようです。
このほかにも、いたずらで髪にガムを付けてしまった。などなど。。。
こんな経験ありますよね。
この「ガム」、一度こびりつくと中々取れない物でもあります。
一般的には「冷やして取り除く」と聞いたことがありますが、氷で冷やすとガムは固まります。
要は、その固まったガムを引き剥がす要領で取り除くのですが、大半はそれで取れますがそれでも一部まだ残ってます。
さあ、その残った一部は、どのように取れば良いのでしょうか?
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電車内や人混みなど
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そもそもガムってなんでしょうか?
ガムの主成分は「チクル」といわれる樹木の樹脂から出来ているそうです。
このチクルという成分は、油に溶ける油溶性という性質があります。
この油で溶ける性質、子どもの頃にあることで経験したことがあるかとおもいます。
それは
「ガム」といっしょに「チョコレート」を食べたら口の中で溶けてしまった。。。
これは、ガムの主成分であるチクルが、チョコレートの油脂と混ざって溶けてしまった現象です。
ならば、ここからが洗濯のお話。
ガムが油脂に溶けるなら、身近にあるものを利用できないでしょうか?
そこで実験してみましょう。
これは丸めたガムです
そして、今回はこれを使いました。
オリーブオイルです。
これを、この丸めたガムの固まりに垂らしてみます。
ガムとオイルをなじませるには、衣類なら揉む感じでしょうか?
すると…
ガムがオリーブオイルに溶けてどろどろの状態になります。
衣類の場合なら・・・
このどろどろになった状態で、中性洗剤を使ってオリーブオイルごと洗い出します。
これで、こびりついたガムは取れます。少々時間が必要なので、慌てず根気よく作業しましょうね。
もちろん、この方法が使えるのは、子ども服や普段着などご家庭で洗濯できる範囲内のものですよ。
ガムの種類によっては溶けないものもありますし、素材によってはこの方法が使えない場合もあります。
特に、ポリウレタンなどの素材にはオイルで変質するものもあるのでご注意ください。
難しそうなものは、クリーニング店なら別な方法であっという間に取り除いてしまいます。なぜ出来るかというと、プロとしての知識と、それに機械も薬品も一通り揃ってますからね。
そうです、もうお分かりだと思います
洗濯は科学なのです。楽しいでしょ!
理科の好きな子どもたちなら、きっと喜んでくれるでしょう。
夏休みの自由研究の課題探しに困ったら、子どもたちに教えてあげて。
そして、どうぞどうぞお使いください(爆)
(文/Hideshi Mihara)
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