昨今、おむつは紙おむつが主流になっていますが、かつて昭和の時代は布のおむつ、いわゆる「おしめ」が一般的で、各家庭の物干し場には、白いおむつが何枚も干されている光景がありました。
おむつ専門の業者が洗濯して家庭に届けるサービスもありましたが、今は一般家庭より介護施設や保育園などが主な対象になっています。
年々進化する紙おむつは赤ちゃんも快適ですし、洗濯する手間がないので便利ですが、そんな時代でも布おむつにこだわって使用される人もいます。
そのメリットはなんでしょうか?
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
天然素材で赤ちゃんの敏感な肌にもやさしく、また床ずれなどの症状のある介護施設の高齢者の方の肌にも適しているようです。
今の紙おむつは、1回や2回おしっこしても気持ち悪くなりませんが、布おむつはすぐに不快を感じます。排泄したら泣いて不快感を伝えるので、親とも自然に多くのコミュニケーションがとれることになります。
また、不快ですから自然に「おむつはずれが早くなる」といった声も聞かれます。
そして、社会的に言えば
使い捨ての紙おむつに対し、洗って繰り返し使用する布おむつは、SDGsの時代に合った環境にやさしい選択ともいえます。
とはいっても、おむつの洗濯は大変。それが紙おむつ普及の最大の要因といえます。
そこで、「布おむつのデメリットである洗濯の手間をお子さんと向き合う時間に充ててもらいたい」をコンセプトにできたのが、布おむつレンタル店「nu.norm世田谷通り沿い店」(東京都狛江市)です。
ヌノームは、植物性せっけんを使用して衛生基準を満たした工場で洗濯し、厳しい検品により安心安全な商品作りを行っています。
店内には、授乳スペースやおむつ交換台を備え、布おむつ体験や地域の様々な講座が開かれるコミュニティースペースもあります。
店舗や集配用の小型自動車、おむつ保管バッグなども洗練されたデザインで、2019年度グッドデザイン賞を受賞しています。
新しいスタイルで布おむつの良さが再認識されていけば、こうしたお店も増えていくかもしれませんね。
(写真:ゼンドラ新聞2019年11月20日号より)
![]() ゼンドラ株式会社・取締役 リネンサプライ工場の取材をメインに、全国(たまに海外も)を飛び回るが、最近はコロナで出張もできず飲みにも行けず、悶々と過ごしている。愛犬(バーニーズ)が唯一の癒し。 |