先の東京オリンピックでは様々なニュースがありましたが、「段ボールベッド」も、話題になりましたね。
組織委員会では、段ボールベッドは約200キロの荷重に耐えられるとしていたようですが、「何人乗れるのか?」を試そうと、1人ずつ乗っていき、なんと9人までクリア、さらにその9人全員がジャンプして、ようやく(?)ベッドが壊れたとの動画をアップした後、謝罪する国もありましたね。
イスラエル野球代表 選手村段ボールベッド破壊動画で謝罪「敬意欠く行為」この件では逆に、男性アスリート(野球選手!)が9人乗っただけでは壊れなかったのですから、耐荷重200キロどこではなく、相当丈夫だということが広まったようです。
その段ボールベッド、なかなか目にする機会などないと思うのですが、実は私、横にならせてもらったことがあるんです!
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
宅配・保管クリーニング(ラクリ)
▲避難所での使用を想定しているので、ただ快適なだけでなく、中は収納スペースとなっているなど、よく考えられている
東日本大震災から8年後の2019年に、震災を風化させず、日頃の準備の大切さを訴えるイベントが宮城県で行われ取材したのですが、そこに段ボールベッドがありました。「せっかくなので、ぜひ横になってみて」と主催者の方に言われて、恐る恐る乗ってみると、想像以上に安定感があり、ビックリしました! 本当に貴重な経験をさせていただきました。
そのイベントは、津波や水害のような水が絡む災害の場合、被災後に乾いた衣類に着替えることができるかが生死を分けるという東日本大震災の教訓から、「衣類の準備」がメインテーマになっていました。
▲2019年に宮城県内の商業施設で行われたイベント会場
また、小さな子供がいれば、避難生活をする上でもオムツが必須となりますが、災害直後はまず飲食が最優先で、細かな支援物資はどうしても遅れがち。オムツもその一つで、できれば自身でお子さんの最適サイズを備えておきたいもの。
しかし、津波や水害に遭ってしまった場合、例えそれを無事に持ち出すことができたとしても、水を吸ってしまったオムツは使うことができませんよね。
そこで提案されていたのが、真空パックされた衣類やタオル、子どもの紙おむつを非常持ち出し袋に入れておくこと。真空パックされていれば、外側が濡れたとしても、中の紙オムツ等は問題なく使用できます。
▲オムツやタオル、衣類等をしっかりと真空パック!
ただ、そのためには真空パックがしっかりとされていなければなりません。そんなこと、どこできるの?
実は、毛布等を始めとする寝具類でニーズがあるため、一部のクリーニング店には真空パック機が導入されていたり、自社にはなくても、取引先に頼めたりするんです。
真空パック機があれば、子供のオムツや衣類、タオルなどによる「オリジナル防災パック」が作れてしまいますね。気になる方は、真空パックが行えるクリーニング店を探してみてくださいね。
この記事を書いた人
中澤孝治(Koji Nakazawa) ゼンドラ新聞・LBM(ランドリービジネスマガジン)編集長
クリーニング業界紙の記者として業界にかかわる様々なデータ収集と分析、最新の業務用機器や資材の動向、クリーニング店の技術革新などについて取材活動を行っている。が、自宅の洗濯機の使い方が分からない(*^_^*) |
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