毎日暑い日が続いていますが、この季節気になることと言えば汗の臭いと汗染みですが、特にワキの下の汗が気になって電車のつり革につかまることを躊躇した。なんてことないですか?
どうやって予防しようか悩みの種です。
・ワキ汗の悩みには主に3種類あります。
①臭い
②汗の量
③服のシミ(濡れた形)
ワキ汗の臭いが気になる。夏場は特に気になりますよね。
ワキ汗の臭いが気になるからと匂い消しスプレーでごまかしても一時しのぎにすぎません。汗腺から出た汗は実は臭いはほとんど無いのです。
では、あの臭いは一体なんなのでしょう?
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電車内や人混みなど
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ワキ汗の成分はほぼ水分で塩分、尿素、アンモニアで構成されています。汗は、エクリン腺と呼ばれる器官から出るものとアポクリン腺から出るものの2種類があります。
エクリン腺から出る汗は、さらさらとしていてほとんどが水分で体温調節などに役立ちます。この汗は、出てすぐは、ほとんど臭いませんが長時間そのままにしておくと皮膚の雑菌が養分として分解します。この時嫌な臭いを発します。
汗をかく量が増えると臭いもきつくなります。
もう1つのアポクリン腺から出る汗は、エクリン腺とは違い元々はフェロモンを分泌する汗腺でした。脇や耳の中、陰部や乳首といったところにあります。
アポクリン腺から出る汗はエクリン腺から出る汗とは違い、たんぱく質や脂質、アンモニアや糖質などが含まれる水分の少ない汗です。これが、皮膚の雑菌によって分解されることにより強い臭いを発します。
ワキガの様に強い臭いは、汗腺の量を減らして治療することも必要ですが、夏場の汗を多く出る時にのみ臭うような場合は、次の点に気を付ければ防げます。
①雑菌の繁殖を防ぐ
・脇を清潔に保ち殺菌する。
・クリームタイプの無香料のデオドラント剤を使う。
スプレータイプは効果が弱く、香り付きの物は汗の臭いと混ざって嫌な臭いを感じることがある。
・ウェットティッシュなどでこまめに拭く。
②汗の量を抑える
・制汗剤などを使う。
・ストレスなどを解消して発汗を抑える。
・体の熱を逃す。
通気性のよい服を着て、脇の下や首の後ろなど大きな血管が通っている所を冷やす。
・常に適度な運動をして汗腺を鍛える。
常にクーラーの効いた涼しい部屋にばかり居ると、エクリン腺が退化して良質な汗がで出なくなってしまいます。
・食生活を見直す。刺激物や酸味の強い物、肉類、油分、お酒などは交感神経を刺激して汗をかきやすくします。
衣類へのダメージとして
汗による黄ばみを防ぐには??
●洗濯表示を確認して洗えるものは、こまめに洗いましょう。
●洗濯前の前処理、台所用洗剤で先に下洗いをしましょう。夏の汗はねっとり皮脂分が多くこれが落としきれず、黄ばみへと変わります。
(デリケートな衣類や色の濃い物はあらかじめ見えないところでテストしてから使用してください)
●すすぎは念入りに、いつもより1回多くしましょう。
暑い夏は今始まったばかりです。汗を制して快適にスマートに過ごしましょう。
![]() 淡路島で80年続く、山本クリーニングの3代目嫁。整形外科で准看護師をしていた経験を活かしお客様のお洗濯に関する悩みをカウンセリングし、「お洗濯好き」を増やそうと奮闘中。 オフィシャルサイト http://www.eonet.ne.jp/~yc0556/ |
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