繊維は乾いた状態でいくら引っ張ったり叩いたりしてもシワはほとんど伸びません。繊維の分子は水分と熱で動きやすい状態になるので、スチームなどの「湿った熱」を与えることが、シワを解消する一番の方法です。
スチームで一旦柔らかくなった後、すかさず、まっすぐにして乾かし冷ますと今度はまっすぐの状態で固まります。
・基本の手順
(1)気になるシワの部分に、触れるか触れないか程度、ほんの少しアイロンを浮かせてスチームを当てる。
ハンガー(できるだけ肩に厚みのあるものでサイズの合ったものがベター)にかけてスチームでもOKです!
(2)シワ部分にスチームを2~3秒ほど当てたら毛並み方向に向かって手のひらでやさしく撫で、シワを伸ばしつつ表面を整える。
ウール、カシミア、アンゴラなどのいわゆる獣毛繊維なら、水分があると元に戻ろうとする性質があるので霧吹きで湿らせるのもOK。
※表面が軽く湿る程度にして、濡らしすぎないように注意
表面が軽く湿る程度に濡らしたあと、両手で挟むようにして軽く叩き、そのまま乾かしておきましょう。乾いていく間に、シワが伸びていきます。これ取れないシワには、やはり「熱」が必要ですから、その場合はスチームアイロンがオススメです。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
モヘアなどフワフワニットの毛足がペタンとしていた場合オススメなのは、乾いた状態で乾燥機にいれて5分ほど回すことです。そうすると毛が起きてふっくらしますよ!
濡れた状態で回すと縮むので、乾いた状態でほんの少しだけ回すのがポイント。
というわけで、以上3つご紹介でした!
これで、ニットがシワシワ・ペチャンコでも心配なし!!
![]() “洗濯王子”の愛称で呼ばれ、テレビや雑誌などの各種マスメディアでも活躍中。 東京都内で、日本で唯一の洗濯専門の教室「SentakuStudio」を主宰している。また、自身のホームページでは、洗濯に関する相談などを受け付け広く洗濯の啓蒙に力を注いでいる。 オフィシャルサイト http://www.sentaku-yuichi.com/ |
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