洗濯のプロの方々と仕事をしていると様々な相談があります。
特に汚れを落とす。衣類を綺麗にする。毎日その作業をしていても今まで経験したことのない汚れに直面することがあります。
そのような時
「こんな汚れがあるんだがどうやって綺麗にするか?」
「聞いたこと無いか?」
という質問。
そのようなとき、この汚れを綺麗にする方法を見つける手段として「拡大してみる」があります。最近ではこんな便利なものまであります。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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宅配・保管クリーニング(ラクリ)

これなんだと思いますか?

なんとスマホのカメラが拡大鏡になる。60倍まで拡大してみることが出来る優れもの。
といっても基本的には携帯用です。
業務で使うには物足りないです。うちではこんなの使ってます。

400倍まで拡大することが出来、パソコンにつなげてデータ化できるもの。
そこで今回はシミで綺麗に出来ないというと「ペン」がありますが、これがどのようになっているのか?観察してみましょう。

上から黒が鉛筆。
赤がボールペン
オレンジが蛍光ペン
それらを200倍まで拡大して観察してみました。

紙の上に鉛筆の粉末が擦りついている様子が見えます。

ボールペンのインクが紙の繊維にしみ込んでいるのが観察できます。

蛍光ペンも同じような傾向です。
ちなみにこの蛍光ペン。フリクション機能なんです。
擦ると消えるあの機能。見事に消えます。
では拡大するとどうなっているでしょうか?

本当に消えてます。
ところで鉛筆とインクは
繊維に浸透しているか?
繊維に付着しているか?
それが大きな違いです。
浸透したインクは出来るだけ早く繊維に定着させる。それがいいインクの特徴だそうです。
ですから、シャツについたインクを綺麗にするは簡単ではないことが理解いただけたでしょうか。
胸に挿したボールペン!気をつけてくださいね。
(文/Hideshi Mihara)
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