どうしてケチャップのシミは、なかなかとれないのか?
今日はその理由を探ってみたいと思います。
正月のおせち料理に始まり、新年会というと和食が続きます。2月に入り、そろそろ、イタリアンとか洋食が恋しいですね。
私の場合、パスタは無性に食べたくなります。
その時気をつけなければいけないのが、真っ白なYシャツに真っ赤なシミつけ。
お気に入りのブラウスにソースが飛び散る。
そんな経験、誰もがありますよね。
特にトマト系のシミは、洗濯機でいつもどおりの洗濯をしても綺麗にならない。
だからでしょうね。。。洗剤のCMも、綺麗にならない汚れの代表的にケチャップのシミが出てきます。
「この洗剤で、このケチャップ汚れが綺麗になる」なんて言っておりますが、実際に洗濯すると綺麗にならないのは、なぜでしょうか?
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ケチャップに成分を見てみると
・トマト
・砂糖
・食塩
・酢
・オールスパイス
・クローブ
・シナモン
など、だそうです。
ちょっと余談ですが、学生時代ケチャップの法則なんてのがありました。それが非ニュートン流体と言う現象。圧力を加えると粘性が変化する現象です。
粘り気のあるケチャップですが、これをチューブから押し出すと水のように粘性がなくなって飛び出し、その圧力がなくなると元の粘性になる。今年話題になるセルロースナノファイバーなども、この現象かな。
さて、本題に戻ります。
ケチャップを使った料理には、必ず油が使われています。
特にイタリアンではオリーブオイルが入っているので、そのシミには
・油性
・水性
の汚れが入っています。
しかし、これだけなら洗剤の力で落とせますが、ケチャップにはもう一つの成分が隠れています。
それが色素。
トマトの赤はもちろん、パプリカの色素が含まれており、これが洗濯洗剤ではなかなか綺麗に出来ないのです。
したがって、こんな時に効果を発揮するのが漂白剤ですが、どの漂白剤を使ったら良いのでしょうか?
私のお勧めは酸素系漂白剤。これには液体と粉の2種類ありますが、さらにお勧めは「粉」の漂白剤です。
成分表示を見ると「過炭酸ナトリウム」とあります。
これを水で溶いてシミに塗る。数分放置する。後は通常の洗濯をします。
しかし、この方法には注意点がたくさんあります。
繊維は「綿」「ポリエステル」色柄は落ちる心配あり。
「ウール」や「シルク」には厳禁。「金属的な柄」も厳禁です。
ですから、漂白を伴う洗濯はプロのクリーニングまかせるか、クリーニングの店頭で相談してみて下さい。
(文/Hideshi Mihara)
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