お悔やみごとに着る礼服のタブー集〜男性と子供編〜
華やかなシーンの服装指南が多い中、なかなかお悔やみのマナーで女性以外の服装に関する情報がとっても少ない!!ってことで、前回の女性編(http://www.idokaba.net/article/2015/02/28/167)に続いて男性&お子さま編も書いてみます!
最後のお別れの席で「最近の若いのは…」なんて言われないためにも、ビシっとして行きたいものです。
ではさっそく……
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
礼服(れいふく)は、人が冠婚葬祭など社会生活において威儀を正し、或いは敬意を表する場合に着用する衣服をいう。
(出典:Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/礼服)
喪服は一度買ったら、なかなか買い換えるものではありません。ではいったい買い替え時はいつなのか・・?
大きな目安は10年。
10年後の自分が着てもおかしくないデザインを選ぶことが大切です。
今どんなに似合っていても、10年後の自分が着たら軽く見えないかを考えることが必要です。
喪服はもともと、流行にそれほど左右されているものではないですが、品のよさ・落ち着きを大事にしたいものです。
(礼服の価格帯)
20代なら2〜3万円のもの、30代以上なら4〜5万円のものを選べばその場で気後れするようなこともないようです。
礼服には高価格帯のものあって、もちろん仕立ての良さもありますが、他に何が違うのかというと、それはズバリ色です。
深く濃い「黒」なのです。ご自身のステータスや品の良さを追求するならこちらも視野に入れると良いでしょう。
急な訃報や仕事場から駆けつける場合に許されるドレスコードに「ダークスーツ」があります。
ダークスーツとは、濃紺やダークグレーのスーツを指し、目立たないのであればストライプまではOKです。ただし、ネクタイは黒や地味な色を選びましょう。
急でない通夜の場合は、告別式の前日に親戚や故人と親しかった友人・知人などが「取り急ぎ駆けつける」といった意味合いが残っていますが、急でない限りは葬儀・告別式と同様に、ブラックフォーマルを着用することが一般的です。
スーツはブラックスーツを着用します。
ダブル、シングル、三つぞろいのいずれも可で、白シャツに黒無地のネクタイを着用します。靴は金具の無い黒を着用。
コートを着用している場合はビジネスマナーと同じく、葬儀会場の建物内に入る前に脱ぐようにしましょう。
ただ、ご焼香場所が屋外テントなどの場合は、ご焼香時のみコートを脱ぎ、それ以外は着用していても差し支えありません。
ちなみにコートの材質ですが、毛皮や革など生き物の皮製のものは、殺生を意味し、死を連想させることから着てはいけません。マフラー、手袋など他の防寒具も同様です。
ゴールドの時計やブレスレットなど、結婚指輪以外のアクセサリーは外すのが望ましいでしょう。ネクタイピンはつけないのが通例です。
(学生)
制服を着用します。制服が無い場合はブレザーと白シャツ・ブラウスに無地の黒、紺、グレーのズボン・スカートなどが望ましいです。
明るい色のリボンや髪飾りは避けましょう。
(赤ちゃん)
新生児や乳児用の白が望ましいでしょう。
できればグレーなどのモノトーンのものを。無ければ、薄い水色やベージュなどの自然な色を選んでください。
一通り服装に関するマナーやタブーを書きましたが、お悔やみの場面は一周忌や三回忌へと移ります。
喪の表現を少なくしていく服装の移り変わりも、ぜひ頭の片隅に置いておいてください。
忌明け法要などでは、喪服に近いものを着ますが、一般的には地味な平服で差し支えありません。(※平服とは普段着のことではなく、礼服(礼装)ではなくても良いという意味です。)
一周忌、三回忌と回を重ねるにしたがい、男性はダークスーツにネクタイ、靴下も派手なものでなければ、黒にそろえる必要はありません。
女性は、色無地の着物に黒帯か、洋装なら地味なワンピースやスーツなどでよいでしょう。アクセサリーは目立たないものにします。なお、三回忌くらいまでは略式喪服を着るようにするのが無難でしょう。
女性はご主人やお子さまの礼服も用意しなければならないので大変かと思います。
こんな時に便利なのが「礼服セット」です。
1、礼服はクローゼットに家族分まとめてかけておく。
2、バッグにあらかじめ袱紗(ふくさ)と数珠(じゅず)、ハンカチを入れておく。
3、サブバッグ(移動に時間がかかる場合などに使う)、エプロン(お手伝い要請にもすぐに応えられるように)をまとめておく。
このセットを、一つの箱に入れておきます。
もうお分かりかと思いますが、これ、めちゃくちゃ便利です!!!
このセットのおかげで筆者は10分もあればすぐに出発することができるのです。
ちなみに私のクローゼットには「結婚式セット」もあります。
うっかり代表の筆者が生んだ「うっかり防止対策」。
ぜひご参考までに^^
出典
葬儀会館ティア http://www.tear.co.jp/guide/manner/clothes.html
洋服の青山 http://www.y-aoyama.jp/knowledge/book/formal_men.html
カズーミのクローゼット
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![]() くりーにんぐ あさの 代表 「お客様にお洋服を楽しく着ていただくこと」が使命のスーツアシスタント。スーツ販売、スーツコーディネート指南などを経て、現在横浜市にてクリーニングショップ及びオーダースーツの代理店を経営している。 オフィシャルサイト http://cleaning-asano.com/ |
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