今日は、冬の洗濯のお悩みNO.1
洗濯物がなかなか乾かない寒い季節のお悩みについて。
「なかなか乾かない冬の洗濯物」がグンと乾きやすくなる『部屋干し必勝法』をお伝えします。
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部屋干しの掟は、まず空気を動かすこと!
家の中を見渡して下さい。部屋干しアシスト家電が溢れているはずです。
ある程度量がある状態で干しても、アシスト家電があると驚くほど速く乾燥してくれます。
スペースが限られているときや、ご家族が多い方には特に、家電は心強い味方です!空気の循環を良くしてくれるコストパフォーマンス家電No.1は、やはり“扇風機”。

中でもヘッドが動くスタンダードなタイプは、洗濯物の広い面にまんべんなく風をあててくれるので「乾きの名アシスト役」になってくれます。
使用のポイントは、乾きにくい洗濯物の下側部分から煽るように風を送ることです。冬ですがあえて扇風機を使うこともオススメです。
逆に、冬の家電はどうでしょう?
エアコンの暖房は筆頭ですよね。最近ではセンサー機能で乾燥の効率アップにも貢献してくれます。
まさに王道の部屋干し家電!ただし、電力消費においてはワースト1と言えるレベルなので、部屋を暖めながらの一石二鳥使いで無駄なく賢く利用したいですね。
その他、オイルヒーターや電気ストーブなど、冬の暖房器具にはやはり部屋干しに利用できるものがたくさん。しかし、注意点もいくつかあります。

例えば、石油を使うものに関しては排出されるすすで衣類が黒ずんでしまったり、また、排出されるガスが変色の原因になるというケースもあります。もちろん火気には注意が必要ですよ!
驚きの速乾方程式 = 表面積 + 湿度 + 温度 + 風!洗濯物を乾かす上でのキーワードをあげてみると「温度」「風(空気の動き)」の他に、表面積と湿度がポイントだということがわかります。
「表面積」というのは、洗濯物の表面積を広げるという意味。どうしても重なった部分は乾きにくくなるので、例えば
・シャツであれば襟を立てたりボタンをはずす
・パンツであれば筒状にしたり裏返す
などで繊維の重なりを軽減、風に当たりやすいようにします。
「湿度」は、湿った空気を逃がすという工夫の必需性。
換気扇で強制的に湿った空気を外に出す、あるいは、扇風機で風を起こすことで湿気を飛ばす、除湿器で湿度を取り除くといったことです。
冬場は、乾燥しがちな室内ですが洗濯物を上手に使うと、乾燥しがちな室内の加湿に一役かってくれるかもしれませんよ!
「温度」と
「空気の循環」に上記の2つを足した速乾方程式ですが、この方程式は、あくまでたし算なので、どれかがゼロに近い状況だと合計ポイントが低くなってしまい、乾きにくいということになります。ですから、どれかが低い点数なら取れるところで点数を稼ぎましょう。
冬場は温度のポイントが低くなりますから、他の要素で出来るだけ合計得点を上げることが「冬の洗濯物干しのポイント」です。
この速乾方程式で高得点を獲得した時、驚くべき乾きの早さを実感できるはずです。
干す前のひと手間でプロ級の仕上がりに近づく
乾く時間とともに、乾き上がりにもちょっとだけこだわてみましょう。
そのために必要なのは“干す前”のひと手間。
衣類が濡れている=繊維が緩んだ状態にあるので、そのときであれば、シワや縮みは戻りやすくなります。ですから、干す前に「叩く、引っ張る、振りさばく」という処置をとれば、シワシワの干しあがりは回避できます。
「叩く」ことで表面のシワを伸ばし
「引っ張る」ことで縫い目部分の縮みを緩和
「振りさばく」ことで洗濯による絡まりを解消します。
是非、シワ伸ばしの3ステップを取り入れてみて下さい。こうしておくとアイロンをかけるとしても断然手間が少なくなります。
いかがでしょう?これで、冬の洗濯物が乾かないというお悩みも解消ですね!!
というわけで、以上、冬の部屋干し必勝法でした!
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この記事を書いた人
中村 祐一(Yuichi Nakamura)
“洗濯王子”の愛称で呼ばれ、テレビや雑誌などの各種マスメディアでも活躍中。 東京都内で、日本で唯一の洗濯専門の教室「SentakuStudio」を主宰している。また、自身のホームページでは、洗濯に関する相談などを受け付け広く洗濯の啓蒙に力を注いでいる。
オフィシャルサイト http://www.sentaku-yuichi.com/ |
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