こんにちは!!
本日は、見て得をする日本メンズファッション協会が贈る「ザ・MFUメンズファッション豆知識」の日です。
今日はパンツの裾について。「シングル」「モーニング」「ダブル」の三種類と、パンツの裾上げの3種類ついて解説します。
パンツの裾仕立ては20世紀初めまでは「シングル」のみでした。
「シングル」は折り返してまつっただけの簡単な仕立て方ですが正統派のデザインです。
「ダブル」は折り返しのあるパンツの裾仕立てで、格調が高くずいぶん歴史もあるイメージのあるのですが、比較的新しいもので、そのはじまりは20世紀の初めです。
アメリカのマッキンリー大統領が地方の遊説中、突然の雨に降られてしまい、そのぬかるみを避けるために無造作にパンツの裾を折ったのが初めとされています。アメリカでは、カフスやマッキンと呼ばれ、イギリスでは、ターンナップと呼ばれています。
「モーニング」は甲からかかとにかけて、後ろ斜め下にカットしたもので、シルエットを美しく見せ、足が長く見える効果もあります。
一般的に前後の高低差は1.5~2cm程度となっています。
このモーニングカットは、主に礼装用のズボンに用いられるカット法で、70年代に流行したベルボトムのジーンズにもよく見られるデザインです。
裾上げの前に、まずは正しいウエストの位置でパンツを履いてください。
目安は、へそ下にパンツのウエストが当たる位置で、骨盤で履いてください。正しいウエスト位置で履くとパンツの劣化防止にも役立ちます。
腰骨に合わせるコツは、パンツを履いた状態でポケットに指を入れて、軽く下方にパンツを下げ、自然に止まる位置が腰骨になります。
裾直しの丈の長さは「ワンクッション」「ハーフクッション」「ノークッション」3つに分けられます。
「ワンクッション」はパンツの裾が靴の甲にしっかり当たるくらいの長さで、主流とされてきたオーソドックスな裾丈です。フレア、ブーツカット、ベルボトムのような太めの裾幅が22㎝以上のパンツにおススメです。
「ハーフクッション」はパンツの裾が靴の甲に軽く当たるか当たらないか程度の長さで、ストレート、テーパードなどの裾幅が22㎝のパンツにおススメです。
「ノークッション」はパンツの裾が靴の甲に当たらない長さです。スキニーやテーパードなど裾幅が18㎝以下の細身のパンツにおススメです。
パンツのシルエットに合った丈の長さを変えることで、そのパンツのシルエットが最大限に活かされます。
是非お試しください。(裾上げの絵が下手で分かりにくくて申し訳ございません)
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