クリーニング屋さんが家庭でのシミ抜きをオススメしない理由とは??
クリーニング屋さんが染み抜きの説明で、よく「家庭では難しいので、クリーニングに出してくださいね」って言うんですが、これってどういう風に感じますか??
もしかしたら、「自分の商売とられるから、そう言ってんだな!?」って思う人もいるかもしれません(笑)
「商売のジャマするんじゃない!」っていう思いから言っているクリーニング屋さんも、もしかしたらいるかもしれませんが・・・・(笑)
でも、多くの場合はそうではなくて、染み抜きは衣類にとって非常にリスクの高い行為ということを、嫌という程分かっているから、「やらないでね」って言うのです。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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服は「カラダの一部」だと言うのが、僕の持論ですが、その意味で言うと、シミというのは服のケガや病気。
簡単な擦り傷程度であれば、自宅での消毒と絆創膏で十分ですが、重症となれば医師の経験と知識、そして技術が必要というのは誰もが分かっています。
ご家庭での手術を進める医師がいないように、家庭での染み抜きも基本的にはオススメしないと言うのがクリーニング屋さんからすれば当たり前なのです。
こういう話をすると、「え?このサイトではいろいろ教えてますよね?」って言われそうですが(笑)
このサイトの記事もそうですし、僕自身もそうなのですが、例えるならば、自宅でできるエステや療養方法を教えて、「衣類が病気にならず、いつまでも元気でいられる方法」を教えているつもりです。その上で、病気が初期のものや軽微なものに関しては自己治癒出来る方法もお伝えしています。
基本的には、「洗濯やシミ抜きは服の治療」だという認識を持っていただくと、クリーニング屋さんが安易に染み抜きをオススメしない理由がお分かり頂けると思います。
そこにあるのは、「自分の仕事がなくなっては困る」という思いではなく、「服をできる限り長持ちさせたい。」という思いなのです。
それから、クリーニング屋さんはどこでも一緒だと思っていませんか??
でも、実はクリーニング屋さんと呼ばれる人には、例えば天皇陛下の心臓手術をするような高い技術を持ったような人もいれば、「一応揉める」程度のマッサージ店の店員さんのような人までいるんです。
これはどちらが上か下かではなく、目的に応じてどちらも必要とされるはずなのです。ただ、クリーニング屋さんの場合は、ミスマッチが起きやすくなっているのが問題。
なので、例えばどこかのお店で「これ以上は落ちません」と言われたシミでも、違うお店であれば落ちる可能性もあります。
マッサージ店に行って手術お願いしてしまうようなことが起こっちゃってるんですよね・・・。
一目見て、「服に対してどういう施術内容をするお店なのか?」が、一般の人にちょっとわかりにくいと思いますが・・・
でも確実に、お店(会社)ごとに、仕組みや、している仕事は違います。
特にシミ抜きなどは、ほぼ手作業になるので、施術する人によって結果が左右されます。
話がだいぶそれましたが・・・
・洗濯は服の治療のようなもの。
・シミや汚れは服の病気やケガです。自分で治せる程度のものから専門的な施術が必要な状態もある。
・服の病気やケガには「服の医者」にしか治せないものもある。
・自分で手術をする人がいないように、服の場合も専門的な治療が必要な場合がある。
・クリーニング屋さんにはマッサージ屋さんから神技外科医のような人までいるもし服の状態が求める結果ならない場合には、クリーニング屋さんを使い分けることもオススメ。
ということを、覚えていて下さいね!
![]() “洗濯王子”の愛称で呼ばれ、テレビや雑誌などの各種マスメディアでも活躍中。 東京都内で、日本で唯一の洗濯専門の教室「SentakuStudio」を主宰している。また、自身のホームページでは、洗濯に関する相談などを受け付け広く洗濯の啓蒙に力を注いでいる。 オフィシャルサイト http://www.sentaku-yuichi.com/ |
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