突然ですが、今日はアメンボが水に浮く理由と洗剤の関係について。まるで理科のお話です。
これまで、洗剤に含まれている成分について色々書いてきましたが、その中で一番重要な役割の成分について、何も触れていませんでした。
それが「界面活性剤」。実は、これがとても奥の深い成分なのです。
下に続く
電車内や人混みなど
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ところで、池でよく見る昆虫というと「アメンボ」
このアメンボは、なぜ水の上を浮くことができるのでしょうか?
それは、アメンボの細い足に、さらにそこから細かい毛が生えています。これが水の表面張力によって浮かせる要因。
水の分子が作る表面の膜(界面)は、実は、よそ者を入れさせないほど強力なのです。
なので…
アメンボの細い足や毛をはじきだそうとする=浮くことが出来る
それが水の持っている表面張力の特徴です。
こちらに、アメンボの補足写真があります
出典:NHK for school「水面に生きる アメンボ」
細い足や細かい毛。これは、日常で洗う繊維も同じです。洗濯のときに、この細かい毛が水にはじかれてしまう。実はこんな現象が洗濯機の中で起こっているのです。
そこでこんな実験をやってみます。
ビーカーに水を入れます。
そこに毛糸を入れてみると。
いかがでしょうか?水に浮いたままになってます。
これが水の表面張力による現象です。
ではこの毛糸に界面活性剤を入れるとどうなるのでしょうか?
これは界面活性剤によって、水の表面張力が低下し毛糸をはじく効果が無くなったからです。
このように界面活性剤には繊維を水に浸透させる効果があります。
これが界面活性剤の効果その1です。
ちなみに、アメンボが浮いている水にこの界面活性剤を入れると、アメンボは水に浮くことが出来なくなり沈んでしまいます。
界面活性剤の効果その2へ続く。
(文/Hideshi Mihara)
水と油の関係も修復?混ざりあわせる界面活性剤のはたらき<乳化について>
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