台所とかレンジフードを綺麗にするといったキーワードで検索すると
「重曹」
というワードがヒットします。
それと一緒に出てくるワードに「クエン酸」
も出てきます。
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
この薬品の大きな特徴は
「アルカリ性」「酸性」と言う点です。
レンジフードの汚れは脂肪酸といわれるものです。
CnHmCOOHという化学記号になります。この記号から脂肪酸は「酸性」と言うことになります。
酸性はアルカリ性によって中和されます。
脂肪酸は油なので、そのままなら水には溶けない性質ですが、これが中和されると水に溶けるものに変わります。
この化学反応を専門用語では「ケン化」と言います。この由来は石鹸から来ています。
古来から脂にアルカリ剤を混ぜると石鹸が出来る。そこからこの反応をケン化というようになったそうです。
面白いですね。
こびりついた脂汚れが汚れを落とす石鹸になる。その効果でさらに綺麗になる。
この効果は衣類の洗浄にも使われています。
洗剤の成分を見ると
「メタ珪酸ナトリウム」とか「ソーダ灰」と書かれています。
これが脂を中和するアルカリ剤です。
ところで最近の洗剤の傾向は「液体タイプ」が多くなってきました。
しかし、この液体タイプはアルカリ濃度を高めると粘度があがる。そうなると使いにくいです。
なので家庭向けの液体洗剤はアルカリ性が低いと言えます。
最近、襟の黄ばみが残るな。
と感じている方は、粉の洗剤に変えてみるのもいいですね。
我が家で使ってる洗剤にはこのアルカリ剤は入っているの?
そんな疑問がありますね。
そのときの見分け方として成分表にヒントがあります。
そこに
○○ナトリウム
○○ソーダ
炭酸○○
と書いてあるとアルカリ剤配合です。
注意点もあります。
このアルカリ性が高い状態で洗濯してはいけない繊維があります。
それは
「動物性繊維」わかりやすく言うとウールやシルクです。
人の毛もそうですが、タンパク質で出来ている繊維はアルカリ性に弱い性質があります。
なのでこのような繊維をアルカリ性の高い洗剤で洗うと
縮む
ごわごわする(フェルト化)
毛羽立つ
などの失敗につながります。
洗剤は繊維や汚れに応じて使い分けましょうね。
(文/Hideshi Mihara)
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