私は普段、クリーニング店や、コインランドリー経営者向けの媒体を作っているのですが、このコロナ禍にあってもコインランドリーは「ほとんど影響を受けていない」と言われている一方で、ダメージが大きいのがクリーニング店なんです。
その要因としては、人々が不要不急の外出を控えるようになり、冠婚葬祭もほぼ行われていませんよね。
さらに、政府が推奨する「新しい生活様式」の代表例とも言えるテレワークという働き方が浸透し、在宅勤務の方が増えているので、ワイシャツやスーツを着る機会が減少――これらにより、「クリーニングに出すような衣類を着なくなった」との声が多いのです。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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洗わずにしまうと、衣類に残った汚れが原因でカビが生えてしまったり(関東以北では、これから梅雨がやってきますよ!)、衣類を食べる害虫であるヒメマルカツオブシムシなどのエサになってしまうことも。
(写真:虫くい被害に遭った衣類。修復するためには高度な技術が必要で、大きな金額がかかるケースも)
カビや虫食いは、高級素材ほど被害に遭う確率が高いので、「あまり着ていないから、そのまましまっちゃおう!」とクリーニング代や洗濯の手間を惜しむと、それ以上に大きなダメージを受けることになるかもしれません。
近年、クリーニングに出てくるタイミングに少し変化があり、「着る前に洗う」という人が増えているのですが、「着たものは洗ってからしまう」を徹底しないと、「高かったけど、頑張って買ったのに(涙)…」と後悔することになるかも…。
そもそもコロナ禍で、手だって頻繁に石鹸で洗ったり、アルコール消毒をしたりしていますよね。
衣類を始めとする身の回りのものも、いつもより洗おう!
![]() ゼンドラ新聞・LBM(ランドリービジネスマガジン)編集長 クリーニング業界紙の記者として業界にかかわる様々なデータ収集と分析、最新の業務用機器や資材の動向、クリーニング店の技術革新などについて取材活動を行っている。が、自宅の洗濯機の使い方が分からない(*^_^*) |