突然ですが、あなたのワードローブは「質より量派?」「量より質派?」
まだまだ暑い日が続いていますが、街のショーウインドウには色とりどりの秋物や冬物のお洋服が並んでいます。
毎回衣替えのシーズンには、クローゼットの整理やクリーニングに悩みます。今シーズン1度も袖を通さなかったシャツやジャケット来年着ることがあるのだろうか?
文頭の質問、実はあなたのお手持ちのワードローブの傾向をおたずねしました。あなたは、お洋服を何着ぐらいお持ちですか?
〇「質より量派」の意見
若い人に多くファストファッション (最新の流行を採り入れながら低価格に抑えた衣料品)を数多く持ち、さまざまな色やデザインを重視し毎年買い替えるタイプ。
・安い物を季節ごとに買っていろいろ楽しみたい。
・オシャレに自信がないので数が無いと不安。
などの理由があげられます。
しかし、安価な物の多くは縫製が悪く布地も薄くペラペラで見た目がチープに見え、洗濯やクリーニングに耐えられず翌シーズン着られない。流行のデザインや色があり長く愛用しにくいなどのデメリットがあります。
また、ファストファッションゆえに他人とかぶりやすい。
〇「量より質派」意見
自分に似合う質の良いものを購入し長く愛用するという方がこのタイプ。
・若い時は流行を追い求めたくさんのお洋服を購入していたが、ある程度の年齢になるとプチプラオンリーだと似合わなくなり老化とプラスしてなんだかくすんでしまう。
・高くてもいい素材のものは長く着ていられるから結果的にお得。
しかし、自分にあったものを見極めるのが難しい。ワンパターンのコーディネートになりがち。質の良い物を見極めるのが難しい。というようなデメリットがあります。
昔は「質より量」派だった人も、年を重ねるにつれて社会的な立場や好みや考え方も変わったという人も多く「量より質」に変わったという方も多いようです。
では、質の良い長く愛着できる服ってどんな服なのでしょうか?
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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宅配・保管クリーニング(ラクリ)
〇自分にとっての質の良い服って?一般にブランドの服は品質が良いと考えられますが、自分にとって好ましいお洋服なのかというと一概にはいえません。安価なお洋服でも自分の体形や雰囲気に合っていて着こなせていればオシャレに見えます。逆にブランドものや高価なお洋服を着ていても似合っていない、サイズが合っていなければ自分にとって良い服とは言えません。
〇購入時のポイントお洋服を買う時しっかりそのお洋服を見ていますか?
質の良い長く着用できるお洋服を購入するためにはとにかく、そのお洋服を穴が開くほど(本当に開いたら困りますが)みてください。じっくり見ることで衝動買いをふせげます。
①素材
一般的に天然繊維、シルク、綿、ウール、麻などの方が着心地も良く被服内温度の調整もしやすいという特徴があります。
混紡(2つ以上の繊維が混ざって織られている)ものは毛玉ができやすいというデメリットがありますが、今はほとんどのお洋服が混紡で作られていることが多いです。合成繊維も品質が良く多機能な物も多いです。
長く愛着するためにお店のスタッフに尋ねてみるのも一手かもしれませんね。毎日たくさんの衣類を扱っているクリーニング店で聞いてみるのも奥の手です。クリーニングやお洗濯に対する耐久性もお洋服を長く愛着するための条件です。
②縫製や手触り
まずは、触って手触りを確かめてください。キシキシしていたりゴワゴワしている物は着ていてストレスが大きいです。
感覚的に手触りのいいものは高品質な物が多く長く愛着できます。
ワンシーズンでサヨナラするお洋服とは違い長く愛着するためには、縫製は最も大切なチェックポイントです。店員さんに怪しく思われるかもしれませんが裏側をめくって縫い目をみてください。
まっすぐに丁寧に縫製されていますか?縫い代の始末は適正ですか?糸始末がキッチリされているのは基本ですが、糸がつれていたりほころびていたりしませんか?柄合わせをキッチリ行われていることもポイントです。チエックやストライプの柄がずれているものは、丁寧な縫製とはいいがたいです。
③ボタン
一般的に貝ボタンが使われているお洋服は、高級なものが多く作りもしっかりされている物が多いです。
貝ボタンでなくてもしかりとした重厚なボタンやブランドロゴの刻印されているものも良いお洋服を見分けるポイントです。替えボタンや共布(使われている布の切れ端)が添えられているものは長く着られるものが多いです。
余談ですが、ボタンホールの縫い目がキレイなものは長く愛着できるお洋服であることが多いです。
③必ず試着する
ここまでは、お洋服そのものの品質についてお伝えしてきましたが、何より大切なのは自分に似合っているか、サイズは合っているかという点です。品質が良く長く愛着できるお洋服でも自分が気に入っていなければタンスの肥やしになってしまいます。
面倒でも必ず試着して両手をあげてみたり、屈伸をしてみてください。
窮屈なところやダボダボしたところはないですか?
着丈や袖丈などは、お直しできることが多いです。デザインや品質が気に入ったけど、少しサイズが合わない場合もリフォームできることが多いです。なかなか出会えない長く愛着できるお洋服との出会いです。あきらめないで店員さんに相談してみてください。
厳しい他人の目というのも長く愛着できるお洋服との出会いには、大切かもしれません。
気心の知れたお友達やご家族とお買い物に行くのも良いです。あなたの好みを熟知していて今までのお買い物の失敗(タンスの肥やしを増やした)も指摘してくれるかもしれません。
私は、娘とお洋服を購入しに行くことが、多いのですが「これ、同じようなのもう持ってるよ」とか、「これは、絶対着ないタイプの色よ」とか辛口アドバイスをされることが多く、タンスの肥やしを増やさない予防になっています。
「質より量」にせよ「量より質」にせよ私たちは、毎日何かしらのお洋服を着ます。
そのお洋服は、高価なものでなくても、自分の身に合っていて似合っている清潔なものであることこそ大切なことだと思います。
せっかく巡り合った愛着のある一着です。きちんとメンテナンスをして愛用してあげることが大切です。
安かったからと洗わずに放置なんてことはせずにお洗濯してあげてください。プチプラ衣類でもお手入れして手をかけてあげれば2シーズン着用できます。
たくさんのお洋服に囲まれて明日は何を着ようかと考えるのを幸せと思う人もいれば、お気に入りの1着を手触りや着心地を楽しむのも幸せと感じる。価値観はそれぞれですが、少しだけ手間と時間をかけて秋、冬ものの新しいお洋服を選んでみてください。
あなたにとっての愛着のある大切な1着が見つかりますように・・・
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