臭いを消すならどっち?
CMで臭いの成分を帽子に噴霧します。
その成分には紫色で着色されているのですが
「帽子に付いた瞬間に紫色が消える」
消えたことで臭いが消えた。
という効果を発揮しているCM。
これの原理は臭い成分の溶液に「フェノールフタレイン」という試薬を混ぜています。
アルカリ性の時には赤色(紫色)。それが酸性や中性になると無色になる。
その現象を利用しています。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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宅配・保管クリーニング(ラクリ)
一般的に悪臭の代表的に使われるものに「アンモニア」があります。
実は汗には微量にアンモニアを含んでいます。
これが悪臭の原因で、体調が弱くなるとこのアンモニアの解毒作用が弱くなり汗に含まれやすくなります。
なので汗が出やすい夏場には体調管理は大事ですね。
アンモニアはアルカリ性。
フェノールフタレインをアンモニアに入れると紫色になります。
その色が消えるには、酸性と混ざれば中和され色が消えます。
このCMでは生地を酸性にしている。なので生地に悪臭の物質を吹き付けると紫色が消える。
それが臭いが消える仕組みです。
では「洗濯のときに酸性にすればいいの?」と思いがちですが
確かにそうすれば臭いは消えるものの、でも汚れは酸性ですから、肝心の汚れが綺麗になりません。
夏の洗濯にお勧めは
「アルカリ性の洗剤で洗う」
「酸性(クエン酸)ですすぐ」
これで汚れも臭いも安心です。
(文/Hideshi Mihara)
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