イドカバネット

繊維を食べる虫対策。


今年は4月に入っても真冬並に寒い日がありました。なので中々冬着ていた服をしまう事が出来ない、衣替えが出来ないという方が多かったようです。

そろそろ衣替えをしてもいい気候になってきました。
お気に入りのコートやジャケット。これをしまって再度冬になって出して見ると

「穴が開いてる。」

その穴の原因は繊維を食べる害虫です。

じゃないと防虫剤のCMをこれだけ見ることないです。

ところでその害虫は
「ヒメカツオブシ虫」という虫。

この虫はちょうど4月から5月に向けて羽化する時期。
なのでクローゼットの中で卵から幼虫になる。
その幼虫が繊維を餌にするそうです。


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この虫は白いところに集まる性質があり、洗濯物などに卵を産むことがあります。
なのでこれからしまう衣類を洗濯してしまうなら、部屋干しがお勧めです。

「部屋干しは臭い」

と言われますが、洗濯の最後に柔軟剤と一緒に抗菌剤などを入れると臭いが出にくいです。
他に、乾燥機を使って乾燥するのもいいです。

これで卵をしまう衣類に産みつけされる心配はありません。

それでもまだ安心じゃないです。
大事な洋服を着て外に出たときにいつの間にか卵を産み付けている。
それがあります。

「今年はあまり着て出なかったコート」
「汚れが目立たないし、そのまましまっていいか？」

なんてこと無いですか？

卵が暖かくなってしまった洋服の中で羽化。
幼虫がいい洋服ほど食欲旺盛に食べていきます。
大事な洋服をしまう前に

「必ずクリーニングで綺麗にする」

洗浄や乾燥で卵は死滅します。
なのでしまう前に綺麗にする。
これが大事です。

最後にクローゼットに入れる時の注意点もあります。

もちろん防虫剤を入れて虫から守る。
その防虫剤を置く時に下のほうに置かないこと。
防虫剤は上から下に流れるシャワーのような効果があります。
なので下のほうに置くとそれより上の衣類には防虫効果がでない。

さあこれで大事な洋服を次の冬も活躍してもらいましょう。

（文／Hideshi Mihara）

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