先日、ハイアールアジア社が注目の洗濯機を発表しました。
その名も「コトン」。「世界最小の洗濯機」という部分洗い用洗濯機の登場です。
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三洋電機は2008年Panasonicの傘下に入ったのち、2011年に洗濯機や冷蔵庫などの白物家電事業がハイアール社に売却されました。
現在、「AQUA」と名のついた洗濯機には、三洋電機の技術が継承されています。
日本初の噴流式洗濯機(日本初の電気洗濯機は芝浦製作所、現・東芝社の前身が開発)を、三洋電機が昭和28年に発売しました。これは、当時の日本人の暮らしを大きく変える「革命」だったと言われています。
三洋が発売した洗濯機は、
「衣類に優しく汚れをしっかり落とす洗浄力」
「角型のスリムなボディー」
「従来の洗濯機の値段を大きく下回る低価格」
という3つの点で優れていました。
この洗濯機の普及が、今まで洗濯板とたらいで全て手作業で行なっていた洗濯の重労働から主婦を開放する「革命」となりました。
噴流式洗濯機の発売で「洗濯機の三洋」として、名前が全国に広がり、三洋は総合家電メーカーとしての地位を確立していきます。
噴流式の洗濯機以降も、三洋は斬新な洗濯機を出してきました。
軽い汚れなら洗剤を使わずに電気分解した水で洗うというコンセプトの洗濯機「電解水で洗おう」シリーズや、家庭では水洗いできないモノを、オゾンを使用して空気で洗うというコンセプトを打ち出した「エアウォッシュ」など
良くも悪くも、話題になる洗濯機を作り続けてきたのが、三洋の洗濯機という印象です。
「コトン」は、部分洗い用の洗濯機というですが、部分的な洗濯=染み抜きということになります。汚れを生地からたたき出すというのは、僕ら洗濯のプロのクリーニング屋さんも行なう染み抜きと同じ発想です。
※ハイアールアジア社ホームページhttp://aqua-has.com/coton/ より引用
この、汚れをキッチンペーパー等に叩きだす際、どの程度の力で叩きだすのか?というところが、非常に気になるポイントです。
というのも通常クリーニング屋さんの行なう部分的なしみぬきでは、叩きだすのと同時に吸引を同時に行なうのです。これにより、必要以上にシミや水分が広がらずに部分的に汚れを取り除くことが出来ます。この下から吸引するというのが染み抜きの際、重要なポイントだったりします。
キッチンペーパーに移し取る際に、濡れすぎてしまうとかえってシミを広げてしまったりすることもあるので、どの程度の叩き出し具合なのか?生地の濡れ具合はどの程度になるのか??特に注目したいポイントです。
とはいえ、シミは付いた直後が一番落ちやすいですから、付いた直後に処置できるという意味では、プロのシミより有利なのは間違いありません。
この三洋電機のDNAを受け継いだ「コトン」が、再び洗濯の常識を変えていくのか?どうなのか??非常に注目しています。
僕も、もう予約注文済みです!!(笑)
![]() “洗濯王子”の愛称で呼ばれ、テレビや雑誌などの各種マスメディアでも活躍中。 東京都内で、日本で唯一の洗濯専門の教室「SentakuStudio」を主宰している。また、自身のホームページでは、洗濯に関する相談などを受け付け広く洗濯の啓蒙に力を注いでいる。 オフィシャルサイト http://www.sentaku-yuichi.com/ |
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