この冬一度しか着ていないニット、クリーニングは必要?
衣替えシーズンとなりました。この冬、一度しか着ていないニットについては、クリーニングに出そうか迷われるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、冬物衣類のクリーニングの必要性に関するお話しです。
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冬物衣類に多く使用される毛は、タンパク質からできている繊維で、それ自体が衣類を食べる虫(衣類害虫)のエサとなります。
特にカシミヤは、繊維が柔らかく、衣類害虫にとって非常においしいものです。
また、最近はカジュアル衣類でも使われる絹もタンパク質繊維です。毛・絹以外の繊維でも、一度でも着用して汚れが付着していると、どんな繊維でも食べられてしまう危険性があります。
穴は開いていませんが、表面の柔らかい繊維だけを虫に食べられた状態です。
虫食いでは、穴の周りの繊維を顕微鏡で拡大すると、虫がかじった跡を見ることができます。
衣類を“虫に食われた”とき、そのほとんどの場合はヒメマルカツオブシムシの幼虫が犯人です。
そんな虫、ウチには入り込まない!と思うかもしれませんが、ヒメマルカツオブシムシは、特別めずらしい虫ではありません。
成虫は小さなてんとう虫のような形をしています。白っぽい花の蜜を好むので、春頃、外に干している白い洗濯物や、白い洋服に付いて、室内に入ってきて、幼虫のエサになる柔らかくふわふわとした毛の衣類に卵を産み付けます。
卵からかえった幼虫は、多い時で体重の2~3倍の量の毛繊維を食べると言われています。また、食害虫は暗い場所を好むので、ちょうど冬物衣類が保管されている場所は、エサとなる繊維が沢山あって暗いので、最も快適な場所といえます。
今回ご紹介した内容から、一度でも着用していたら、どんな洋服でも衣類害虫に食べられる危険性があるので、クリーニングが必要だということがおわかりいただけたかと思います。
また、きちんとクリーニングをしていても、毛や絹は衣類害虫の好物ですので、洋服を保管する時には、防虫対策を忘れずにしたいものです。
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