ジャンパーやコート。この洋服の素材って色々あります。その中で「皮」の素材で出来たものを愛用されている方も多いです。
ちなみに「皮」の状態なら動物の毛を取り除いた生革の状態をいい。これをなめした物が「革」となるのだそうです。
この革ですが素材となる動物によって風合いが変わります。またその重量感も変わります。相対的に「重たい」「臭いが気になる」といった欠点があります。その欠点を補ったものが「フェイクレザー」と言われる合成的に作った革風も生地です。
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宅配・保管クリーニング(ラクリ)
昔は合成皮革といって見た目にも革と違うことが分かりやすかったです。
それが近年は見た目には分からない。触っても気がつかない。そんな高品質な生地が出来るようになり、臭いや重さといった欠点を感じない。
でも革ようなファッションが楽しめる洋服が出るようになりました。
特に風合いのいいものには「ポリウレタン」という物質が含まれる生地が多いです。
従来の塩ビでは出せなかった風合いが出せ、高級品にまで使われるようになります。
ここからが本題。
このポリウレタンと言う成分は、空気中の水分だけで徐々に劣化する。そんな欠点があるんです。
これを加水分解といいます。そしてその期間は3~5年と言われています。
これ購入してからじゃないですよ。生地が出来てから。なので購入のタイミングによっては、1年で変化したなんてこともあります。
合成皮革の衣類は寿命があることを忘れないでください。
と言っても少しでも長く着たいですよね。ウレタンコーティングなら夏場の湿気対策が大切。
水分によって分解が促進するならば、水分が無い状態で保管することが長持ちの秘訣です。
なので保管のときは
「クリーニングで使うビニールのカバーははずす」
「カバーを使うときは不織布のような通気性の高いカバーにする」
「クローゼットは換気する」
これが秘訣です。
ウレタンコーティングじゃない合成皮革ではどうでしょうか?
段々と硬くなってきますよね。これは合成皮革に浸透させているカシ剤が抜けているから。
抜けてしまったこれを復元することは家庭では不可能です(ここはプロのクリーニングの技術です)。
ではお手入れできる方法は無いか探してみました。
このカシ剤はエステル系が主成分だそうです。家庭にあるものでエステル系というと、ハンドクリーム。
ならばこれを合成皮革に薄く塗る。しみ込むように薄く塗りこんで下さい。
ちなみにこれで硬くなった合成皮革は復元しませんよ。
ご注意下さいね。
(文/Hideshi Mihara)
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