6月になると毎日のように必要となってくる「傘」。
ビニール傘も便利ですが、せっかくならお気に入りの傘を長年大事に使いたいものです。
今日は、少しでも長く大事に使いこなすための、傘のお手入れ方法です。
(参考)手でクルクルとたたむ、床にトントンはNG。意外と知らない傘のお手入れ方法
最近の傘の布地には『UV加工』『撥水加工』などを施してあるものがふえています。
当然、手で触れば触るほど、その加工部分がとれてしまうことが考えられます。(手の油分や、ハンドクリームなどが原因)
傘の布地を触るのは、傘を畳むときですが、できるだけ布地部分には触らないように端の部分や傘をまとめるベルト部分をもって、くるくるとまとめるようにしましょう。
ちなみに摩擦によって倒れてしまったフッ素樹脂は、熱をかけると元の状態に戻ることがわかっています。
フッ素樹脂が残っていれば、ドライヤーの温風で撥水性が復活します。撥水加工については、こちらにさらに詳しく書かれていますので、興味がある方はぜひ。
水弾きが悪くなったらお試しを!撥水効果を復元させる裏技(イドカバネット)
傘の布地に熱を加えて、水を弾くのが確認できたら、撥水加工がまだ残っている証拠です。
(ただし、ビニール傘には[NG]古くなってしまった傘は布地も劣化していることが多く、ドライヤーの熱風で傷んでしまうことも。熱を当てる前に、使用年数や状態を確認しましょう)
傘の洗い方
また、雨で汚れが落ちているように見えますが、傘も洗うことができます。
水が使えるお風呂場などのスペースを利用し、5~10倍に薄めた洗濯用中性洗剤をスポンジにたっぷり含ませ、傘の表面をやさしく丁寧にこすり、シャワーでしっかり泡を流します。
しっかりと乾かしたら、その後傘の状態を見て、撥水加工スプレー→ドライヤーの熱を加えると完璧ですね!撥水加工スプレーはシミにならないか確認後、ムラにならないようまんべんなくスプレーしてあげてください。
傘の水を早く切りたいときに、無意識に傘を左右にバサバサ振ってしまうことがありますね。傘は、「縦の動きを前提に設計」されています。
ということは、横に動かすと、骨が外れるなどの原因となるとか。「人間の手脚の関節」のように捉えれば、わかりやすいでしょうか。
正しい雨水の切り方は、傘を開けたり閉じたりを繰り返すことだそう。ポイントは、やさしく、です。
また昔のドラマチックな映画などの展開でありそうな、傘をくるくると回す仕草。傘は縦の動きを元に設計されているため、負担がかかってしまいます。これもなるべく避けたいところですが、雨上りの田園風景の中にいたら、ついついやってしまいそうですね(笑)
さて、傘のお手入れをここまで追ってきましたが、持たない派の方も意外と多い「傘」
そんな方には、傘のレンタルサービスという手もありますよ。
(1) SHIBUKASA(東京渋谷限定ですが、ビニール傘の無料シェアリングサービス)
(2) 海を越えて、NYにお住まいの方のためのレンタル傘サービス
(3) 日本国内なら、イドカバネット加盟のクリーニング店でも貸してくれるところがありますよ♪(全ての店舗での取り扱いではありません。各店舗へお問い合わせください)
写真は、弊社直営店のレンタル傘です
ちなみにクリーニング店というのは、お天気とうまくお付き合いしたい業界なのですが、
傘にまつわることわざで、お天気の予測ができるようなものを見つけましたのでこちらにご紹介します。
●雷がなれば梅雨が明ける
(梅雨明けの目安を示した語)
●蚊がうすづけば雨が降る
(蚊の群れが臼をつくようにさかんに上下するのは雨の前兆であるということ)
●朝雨に傘いらず
(朝のうちに降り出した雨はすぐに上がるので、出かける際に傘を持っていく必要がないこと)
●朝虹は雨夕虹は晴れ
(虹が朝立てば雨がやがて降り、夕方に虹が出れば翌日は晴れる前兆であるということ)
●朝焼けは雨、夕焼けは日和
(朝方に東の空が赤く染まるのは雨が降り出す前兆であり、夕方西の空が赤く染まるのは翌日晴れる前兆だということ)
引用元 http://www.seiku.net/kotowaza/06_01.html
筆者はふだんビル群に囲まれた地域で生活しているのであまり最近は感じなくなってしまいましたが、子どものころに母方の田舎の秋田でこうしたことわざ通りの現象をよく見たことがあります。
地平線がよく見えるので、お天気の変化がとってもわかりやすかったんですね~。
雨が降ると湿気が出て憂鬱になるときもあれば、上のことわざのようなお天気を期待する四季がはっきりした日本ならではの梅雨の楽しみ方もありますね♪
ぜひお気に入りの傘をお供にお出かけくださいね。
(文/Kayoko Enomoto)
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