寒さが厳しい季節には、体力も消耗し、風邪・インフルエンザ・その他各種感染症が毎年心配されますが、その中でここ数年名前が挙がってきたのが、“ノロウィルス”。
11月から4月はその感染リスクが高まることから、毎年警戒されています。感染すると、吐き気や下痢で辛いだけに、消毒は忙しくてもしっかり行ないたいもの。
また、感染者が家庭内にいる場合は、タオルの共有をしないようにすることも大切です。
嘔吐物や便などで汚れた衣類は大きな感染源となります。そのまま洗濯機に入れてしまうと、他の衣類にウィルスが付着してしまいます。
伝染しないよう、使い捨てのマスク、手袋をし、嘔吐物や便の飛沫は、雑巾で拭き取り、袋に密封して捨てましょう。
汚れた衣類は、バケツなどで水洗いし、塩素系消毒液(200ppm以上)で消毒。
2次感染を防ぐため、汚れた床なども、塩素系消毒剤ですぐに拭き殺菌するようにしましょう。
しかし、洗えるものはともかく、畳やカーペットに嘔吐した場合に困ります。
今回は消毒が難しい、ノロウィルス患者が嘔吐した畳やカーペットの消毒方法まとめです。
引用元 http://wooris.jp/archives/summary/58253
この消毒法で使うもの
・タオル2枚
・レジャーシート
・ペットシーツ(犬のトイレ用シートのこと)
・熱湯
まずは嘔吐物をぞうきんなどで念入りに拭き取ってから、ペットシーツを吐いた面の上にかぶせます。この時大切なのは、ペットシーツの吸水面を上に向けること。また、拭いたぞうきんは念入りに消毒するか、捨てましょう。
吐いた場所にペットシーツをかぶせたら、次は熱湯をペットシーツに注ぎます。吸水面の広い範囲にお湯を染み込ませるといった感じです。熱湯を注いだらすぐにペットシーツをレジャーシートで覆い、さらにタオルを2枚かぶせます。この状態で冷めるまで放置しておきましょう。
これで消毒は完了です。
この消毒法のポイントは、次亜塩素酸ナトリウムを使わない、長時間広い範囲で高温状態をキープできる、後片付けが難しくない、ということ。ペットシーツは元々使い捨てなので、終わった後はそのまま廃棄できます。
■注意したい点
・ペットシーツの吸水量を超える熱湯を注ぐと当然水漏れしてしまい、後片付けが大変なことになります。どれだけ吸水するのか事前に試してみた方がいい
・熱湯を使うためヤケドの危険もあります。消毒している間、他の人がシーツに近づかないよう注意すること
犬のペットシートを使うとは少し驚きましたが、内容を見ると、なるほどですね^^ うちは犬を飼っているのでペットシートは常備しているのですが、買っていない方でも感染症が心配な方は、いざというときのために備えておいてもいいかも?!
この時期に毎年気になる感染症ですが、いざというときの知識として、ぜひ覚えていてくださいね。
(文/Kayoko Enomoto)
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