イドカバネット

早いもので今年ももうすぐ一年が終わろうとしています。


年末年始のアパレル業界のイベントの一つとして挙げられるのが『セール』。

みなさま、年末セールには足を運ばれましたでしょうか？

もしくは初売りセールに行くのが毎年恒例の方もいらっしゃるかと思います。

一年の終わりや始まりに、いつものショップで大好きなお洋服を選ぶのは楽しみのひとつですよね。しかも狙ってた洋服がセールになってたりしたら、それはもうラッキー！！

そこで今日は「セール品」の考え方について少しお話ししたいと思います。


そもそもセールとは・・・
メーカーまたはお店がそのシーズンに売れ残った商品の在庫を少しでも減らすために、定価より安く販売して、より多くのお客様に買っていただこうとするひとつの販売戦略です。


かつてのブランド志向により、モノに対する価値が憧れであった時代には、セール品というモノにもひとつの価値がありました。

時代が過ぎ、ファストファッションや安売りが流行していくなかで価格競争が始まり、本来のセールとは違うセール品※ が世に溢れる時代になりました。（※セールのために作られた原価の安い商品など）


そして今、そんな時代に疑問を持った人々がモノに対してのあり方を再度考え始め、新たな売り出し方や発信をし始めています。


先日、とあるセレクトショップのバイヤーさんとの話です。

『今年のセールは ”１０％OFF ” にするか ”クリーニング一回無料券” かお客様に選んでもらおうと思ってるの』

へ〜！面白いな！と思いました。私がブランドとしてクリーニング＆メンテナンスの取り組みをしていくお話しをしていたところに、出てきた話でした。

たくさんのモノや情報が溢れる時代の中で、何を大切にするか？　人によって、何が ”価値あるモノ”なのか？それを改めて考えさせられる出来事でした。


時代によって、つくられるモノ・売り方・買い方が変わるのは当然のこと。セールのあり方もそのひとつであると思います。


この先の未来が、より良いモノ（物質的なモノだけではなく）で溢れるような時代にしていきたいなと思います。

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