イドカバネット

今日は富山県富山市のクリーニング店で展開している、珍しいサービスをご紹介します。

お子さまのご卒業などで、ご不要になった制服をクリーニングにお持ちになる際にほとんどのお客様が

「どなたかに譲りたいのだけど、かえって迷惑になるかも？」 

「もう誰も着ないのだけど、汚れたままにはしておけないのでとりあえずクリーニングしておくわ」 

と、言われる方が多いそうです。

またその反対に、在学中に体が大きくなって

「制服のサイズが合わなくなったけど買うのももったいない」


学校の期末の休みには、

「制服をクリーニングしたいのだけど、部活や補習があって出す暇がない」　「洗い替えがあれば・・・」

と、汚れて不潔な制服をそのまま毎日着続けている。

・・・といった、日々のお客さまとのコミュニケーションの中で、このような現状を目の当たりにしていたとか。



そこで、双方のお客様のお悩みに着目した富山市のクリーニング フクサワでは、着用の終わった幼稚園から中学校・高等学校までの制服を無償で引き取り、同店で綺麗にクリーニング（要望に応じて修繕）をして、地域内でその制服を必要とされているご家庭に提供する、新しいサービスを展開しています。

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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適

呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be＊AIR」

宅配・保管クリーニング（ラクリ）

卒業や、成長でサイズが合わなくなってその制服が不要となった「要らない人（譲りたい人）」と、古着であっても予備の制服として「欲しい人」とのマッチングの輪が、同店のホームページや店頭の展示を見たりして口コミによって広がっています。

『おさがりクリーニング』のシステムは、まず譲りたい人は要らなくなった制服を汚れたままクリーニングフクサワへ直接持ち込みます。

持ち込まれた制服は、クリーニングで汚れやシミを除去し、やぶれやほつれには要望に応じて修繕され綺麗な状態で店頭に並べられます。



同店の店頭掲示板やホームページにて、制服の学校名やサイズを記載した在庫情報が告知されているので、それをチェックしメールフォームから連絡後、直接同店へ取りに行く、または集配の際にお届けする形で橋渡しが成立します。


クリーニング代金は、制服を引き取る人が支払います。

ホームページを見て地方発送の要望も多いのですが、敢えて行わず直接引き渡しにこだわるのは、常識から外れた目的で使われる・・・

いわゆる制服を集める「マニア」の手に渡らないようにするためで、いつもお子さまの制服をクリーニングに出して下さる（正規の目的で使用されると判断できる）お客様以外の方は、学生証などの身分証明書提示が必要になります。

「アパレルメーカーや洋服を販売するお店でも古着の無償回収を行っている所がありますが、私たちクリーニング店では、自店で汚れを落とし修繕をし綺麗な状態で提供が可能です。まだまだ着用可能な制服が、ご家庭のクローゼットで眠っていたり捨てられてしまうのはもったいない。日本には上の子から下の子へ引き継がれる「おさがり」の文化があります。この風習をこれからも大切にしつつ地域貢献をしていきたい。」と、オーナーご夫妻。

同店では、制服のほかにも、式典・発表会などのフォーマルな子ども服や、スキーウェアなど着用頻度の少ないものを中心に、捨てるにはもったいない普段着まで

サイズが合わなくなった子ども服の無償引き取りも行っており、大変好評を得ているそうです。

（文／イドカバネット編集部）

　

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