こんにちは。クリーニングの業界紙「全ドラ」で記者をしております増子です。今回から数回にわたって、クリーニング業のディープな世界をご紹介しましょう。
大田区で一番!を自称するワイシャツのアイロン早がけ。
取り上げるのはクリーニング店の中でも、お店に職人さんが常駐してアイロンがけをする、いわゆる街の個人店さんです。クリーニング店と聞くと、多くの人は受付だけを行う工場の直営店を思い浮かべるかも知れません。
ですが、今から40年ほど前までは、全てがお店で洗濯とアイロンがけを行う、個人店スタイルだったんです。
生産効率は工場で集中的に洗う直営店には敵いませんが、個人店にしかない良さも沢山あります、例えば仕上げる人が店にいるため、色々と好みに応じた仕上がりが注文できる。
家族ぐるみのあったかい付き合いもその一つでしょう。
2分でワイシャツをアイロンがけする男・実証映像!
ワイシャツ2分でアイロンがけの検証動画:https://youtu.be/oVkHWwbVy9c?t=2m28s
全編映像はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=oVkHWwbVy9c
上の動画は機械ではなくアイロンに1本でワイシャツを仕上げている様子です。決して早送りではありませんよー。これがクリーニング業界に伝わる職人の技です。
2分を切るというのは相当早いタイムです。自称!大田区では俺より早い奴はいない!とか(笑)
ご登場いただいたのは
東京都大田区西糀谷・クリーニングKOUICHI 永見孝一さん
もちろん時間をかけてかけるする時もありますが、最速でやるとこんなに早いんです。もし、こんなお店が近くにあったらアイロンかけのコツを聞いてみると良いかもしれませんね。
イドカバネットでは家庭での洗濯やクリーニング店の情報を発信している訳ですが、私が普段携わっているクリーニング業界紙では、クリーニングのプロに向けた記事を制作しています。
シミ抜きの講習会や受付スタッフの研修会、仕上げコンテストなど、クリーニング業界に関係する人以外は、まず目にすることがない記事ばかりです。
ですが、そのニッチな業界ならではマニアックなポイントをTV、雑誌などの一般メディアで取り上げることが最近、増えています。
朝の情報番組で「○○業界紙特集」などという企画を目にしたことがある方も多いでしょう。そういった大きなマスメディアでは知りえないニュースや情報が一般の人にも受けているというのは、業界紙記者にとってもうれしいことです。
それではまた次回、クリーニング業のちょっと耳寄りな情報をお届けします。
(文/Tomoyuki Masuko)
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