クローゼットにしまって久しぶりに着ようとした服。穴が開いていることに気づいて、「あ”~!」っていうこと、ありませんか?
原因は、虫食いのほか、外出先やレジャー中にどこかに引っかけた、何かの先端に触ったなどなどあると思いますが、たかだか3ミリ~5ミリくらいの小さな穴でも、着ている自分自身が一番気になってしまいますよね。
季節は夏ですが、この時期でもクリーニング店にはニット品のお預かりがあるものなんですが、そのなかに案外この「穴あき」が多いのです。
ですが最近のクリーニング店では、お直し(リフォーム)に対応して、穴あき修理を承っているお店が全国的に増えてきています。
業界外の方には意外とまだあまり知られていないことも多いのですが、この「穴あき」に対応するお直しとして、「穴かがり」という技術があります。
例として、マフラーの穴あきをお直ししてみます。
10年以上前に購入した品なので、虫食いの穴があいてしまいました。
これを、穴かがりで塞ぎます!
わかりやすく地色より明るい緑を選択。
…と思いましたが、思ったより目立たないまま、完成しました。
穴はふさがりました!
もう一つ、穴が。こちらも地色より明るい白で、かがってみます。
普段ほとんどお直しを専門部隊に任せきりの私でも、このように「穴かがり」が一穴3分ほどでできました^^(もちろん縫い方には秘密のテクニックがあります♪)
お気に入りのニット製品、穴があいただけで着るのをあきらめてしまったことはありませんか?
最近ではお直しを行っているクリーニング店がとても増えてきているようなので、「穴かがり」が気になったあなたは是非お近くのクリーニング店までお持ちくださいね!
大きさにもよりますが、一か所につき、500円~が全国の相場です。
もちろん、イドカバネットのクリーニング店でも受け付けているお店がありますよ^^
(各店へお問い合わせの上、ご利用ください)
http://www.idokaba.net/shop_list.html
あなたが気に入っているそのニット。ブランド、お気に入り、思い出の品。大切にしている理由はそれぞれあると思います。今回のマフラーも、父の形見なので10年以上前に購入した品ですが、こうして直しながらでもとっておきたい一品です。
現在の日本国内の衣類のリユース・リサイクル率は24.7%(出典元:経済産業省「繊維製品3Rシステム検討会報告書」ということを考えても、これからもお直し需要はありそうですよね。
洋服のお直し(リフォーム)って、名前が色々ありすぎて正直全部名前を覚えきれない!というあなたでも、『ニットの穴あきには、穴かがり』。これがまず、登竜門です!^^
(文/Kayoko Enomoto)
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