年の瀬が迫っていますが、年末のお掃除は進んでいらっしゃいますか?
お掃除といってもいろいろありますが
今日はみなさまのお掃除のお手伝いをするべく
日本人大好きの畳のお手入れ方法について、まとめてみました。
【基本的な畳のお手入れ】
まずは基本的なこと。
掃除機やほうきをかける場合は、畳の目に沿って。
畳を拭く場合は、乾いた雑巾で。濡れ拭きならきちっとぞうきんを絞って。
そして畳の目に沿ってふきあげてください。
(注意点)
お掃除ロボットを使うと畳の目には沿わないので掃除後に目が粗くなってしまいます。注意してください。
【畳に汚れがこびりついている場合】
・塩をまいて歯ブラシなどで畳の目に沿って汚れを掻き出す。汚れを掃除機で吸い取り、これを何回か繰り返す
・これで落ちない汚れは、弱アルカリ性の洗剤を歯ブラシに直接つけて汚れを描き出す
・その後、かたく絞った雑巾でしっかりと洗剤分を拭き取り、最後に乾拭きする
【家具の跡を消したい!】
・跡がついた場所に熱めのお湯で絞ったタオルをあてて、その上からアイロンをかける
・アイロンをあてたらドライヤーや扇風機を使って早めに乾かします
【焦げ跡】
・ティッシュペーパーなどにオキシドールを含ませて軽く叩く
・表面の焦げ跡をサンドペーパーなどで軽くこすってから漂白する
これでダメな場合は畳表を張り替えるしか方法はありません。
(引用元http://www.tatami-life.com/igusa/n202-2.html)
畳を水あるいは薄めた洗剤等でふき取る場合
先に掃除機をかけたうえですが
そのあと、できるだけ早く乾くように
扇風機等を使い、早めに乾かすことを心がけてください。
また、い草の芳香成分の約20%がフィトンチッドといわれる
森林の香りの源でできていることから、鎮静効果も期待できます。
日本人が古来より勤勉な国民性というのは
もしかしたら畳文化の影響もあるのでしょうか?
そして、畳に使われている“い草”の成分は、
湿度の高い時には水分を吸収し、
乾燥した時期には水分を放出するように呼吸しているので
人間に合わせた環境作りができるのだそう。
まさに、人にやさしい、自然素材ならではの、エコライフですね!
ちなみに、現存する畳の最古のものは、奈良時代のものがあるそうです。
フローリングが主流になってきているなかでも
やはりファンが多くいるからこそ
古来から現代まで、畳が使われ続けているのでしょう。
長い時を超えて、日本人の心を和ませてくれる、畳。
自然素材だからこそ、親しみやすく、懐かしい。
新しく買うのも悪くはないですが
お手入れして少しでも長く愛用してあげるのも
畳にとってはこの上なく嬉しいことなのだと思います。
ふだん掃除機をかけて終わりがちな畳のおそうじ
年末にぜひ普段より少し手間をかけてお手入れしてみてください。
(文/Kayoko Enomoto) イドカバネットは
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