これから3月・4月にかけて、卒業式や入学式、入社式など、スーツを着る機会や購入することも多くなってきます。
もちろん、いざというときにもキメておきたいスーツ姿のために、スーツの基本をこの時期しっかり頭に入れておきましょうね^^
日本のスーツの歴史では、幕末の終わりから明治にかけて着られるようになりました。当時は全て同一の布で仕立てられたジャケット・ベスト・スラックスの3つのセットで着用するのが一般的でした。
よく”シングル”とか“ダブル”といわれるのは、前のボタンが縦に一列だと“シングル”、二列だと“ダブル”ということで、シングルとダブルには格の違いはありません。ただ、ファッション的には、今の若者(20~30代)にはシングルが多く支持されているように思います。
そこで、シングルスーツの中から、今度はボタンの数に合うシーンを見て行きましょう。
・ボタン1つ
1つの場合は、格式高いタキシードやモーニングコートなど、礼装で着用されます。個数について様々な見解がありますが、ボタンが少ない方が最も一般的で、手に入りやすいスーツ。サラリーマンが着るビジネス用から、学生が入学式から就職活動に着るなど、幅広いシーンで着用できます。
・ボタン2つ
ボタン2つの場合は、上のボタンだけとめる。
・ボタン3つ
また3つボタンの場合は、真ん中のボタンだけとめるのが一般的です。
イタリア発祥と言われる「段返り」のスーツは一昔前に流行し、ビジネスの場で愛用者が多いようです。ボタンの数は3つなのですが、第一ボタンを留めず、真ん中のボタンだけを留めるように仕立てられています。「三つボタン段返り」と言います。
・ボタン4つ
ファッションを楽しむスーツで、どちらかというとビジネス向きではないようです。
出典:http://by-s.me/article/111679982417553388
三つボタン段返りのスーツをクリーニングに依頼する際には、受付で一言「段返りスーツです」と添えていただけると、作業工程上とても助かります。
最後に、スーツをクリーニングに依頼するときに注意するポイントを。
1. スーツを上下別々で洗う(ジャケットとパンツのクリーニングの回数を変える)と、上下の色の変化が出る場合があります。クリーニングは上下で揃えてお持ちください。
2. ポケットの中身を確認し、装飾ボタンや付属品は外してください。ジャケット内側のポケットに印鑑や朱肉が入っていることがあります。
3. 汚れの有無・原因など把握しているようなら具体的にお伝えいただけると、しみ抜き作業の除去率が上がります。
4. ほつれ箇所がある場合は、受付でお伝えください。
5. クリーニングからスーツが帰ってきたら、状態を確認し、包装のビニールをはずして保管してください。(カビを防ぐため、クローゼットの中はできるだけ洋服と洋服の間に風が通るようにしてください。)
また、具体的なスーツの着こなし方についてはこちらのリンクも是非ぜひご参照ください^^
『見た目も完璧!仕事のデキル男のシーン別 選ぶ服と選ぶ色』
http://www.idokaba.net/article/2015/02/19/158
これからの時期のスーツ選び、ぜひ上記をご参考にしてこれから来る素敵な時間をお迎えくださいね♪
(文/Kayoko Enomoto)
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