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ファッションメンテナンス
2014/11/04

流行が作られるメカニズム

イドカバネット

こんにちは、さいたま市の榎本です^^


私はさいたま市で直営4店舗のクリーニング店、うちの2店舗では、衣類のリサイクル事業をおこなっております。

 

 

リサイクル事業を始めてみると、時代背景の様々な衣類をたくさんお引き受けするのですが、

 

今回はファッションの流行はなぜ生まれるのか?

 

そのメカニズムについて、まとめてみました。

 

 

 

ファッションで憧れの存在を見つけることはできても、ないものを作り出すことはできない

(出典) 「ファッションの社会学」

 

 

閉鎖されていてメンバーがお互いに影響し合っているコミュニティがある。

仲間内で全く同じ格好はしたくない。

この結果、こうしたコミュニティには自律的な「トレンド」のサイクルが生まれる。

 

ファッションの流行サイクルは自律的であり政治や経済の状況には影響されないのだそうだ。
ただし、これだけではファッションの流行は仲間内だけのものになってしまうだろう。

 

これを摸倣したいと感じる層が別に存在する。

当初自律的にファッッションを決める階層は貴族だったのだが、中産階級に引き継がれ、さらに映画俳優やスポーツ選手などが担うようになった。

その内に巨大な発行部数を誇るジャーナリズムが介在するようになり「消費」の対象になる。

 

ファッションジャーナリズムは情報の通り道に過ぎないのだから、憧れの存在を見つけ出すことはできても、ないものを作りだすことはできないはずである。デザイナーは勝手にトレンドを作り出すのではない。過去のアーカイブやミューズになりそうな対象物、またはコミュニティを参考にしつつ、新しい何かを提案しているということになる。

 

 

 男性は比較的安定した形を手に入れたのに対して、女性のファッションのテーマは、選ばれることを前提とした、「解放」

現代でも女性のファッションでは、常に「解放」がテーマになっているという観察がある。
トレンドの発信源は「上流階級」なのだが、実際にトレンドを発信するのは「その中でも弱者」ということになる。

現代でも、女性ファッションのテーマは「解放」であるという観察がある。
男性が、背広という比較的安定した形を手に入れたのに比べて、女性のファッションは見られて、選ばれることを前提にしている。
ここから解放を試みているという観察だ。

 

 

 

解放を試みる、女性。

 

 

それだけ、男性より女性のほうがファッションという「カタチ」から感情移入しやすく、さらには洋服が人生そのものを現わすツールにすら、なってしまうのかもしれない。

 

 

女性服が男性服と比べてバリエーション豊富なためという理由ももちろんあるとは思いますが、女性の私が思うに、それはおまじないや、呪文、そして魔法なのだろうと、思うのです。

 


そういったまじないたちによって、ファッションが「これからの自分の人生を構築していく」スパイスになる。感性に生きる女性ならではの、「解放」というテーマなのではないでしょうか。

 


人間という器・入れ物は自分では換えることはできませんが、洋服なら当然毎日換えることができる。

 

 

時を切り取って、その瞬間を彩る洋服たち。

 

 

それを着る女性たちの精神が解放されないわけは、ない。強く想うほどにそのファッションに対しての世界観や憧れは現実化していき、そしていつしか自分がその世界観の中に入ってしまえたら。

 

 

ファッションに、「夢」を抱く瞬間ですね^^

 

ファッション雑誌を読むと「今年のトレンド」がどこからか湧いて来たような印象を持つことがある。
またマーケターが自分が売らなければならないモノに集中しすぎるあまり、それがどのような来歴で作られたものかという視点は消えがちだ。

しかし人々が本当に摸倣したいと思っているのは「モノではなく人」「人よりもコミュニティ」だ。つまり裏側に人が透けて見えなければ、ファッショントレンドは意味を持たないのだ。

 

 

夢を具体化する。人生を構築する、ファッション。

 

 

あなたはこれからどうなっていきたいですか?

 

 

そして、あなたの憧れの人は、どんなファッションをしていますか?

 

 

そこを目指して模倣するところから、自分独自の新しい道が構築されるのかもしれませんね^^





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